光厳上皇
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^ 天皇・上皇がみずから書物などを編纂すること。ここでは、天皇・上皇の命令で書物を編纂するという意味での「勅撰」とは異なる。
^ 皇位継承問題解決策として注目されている旧宮家の宗家。
^ 従来はこの和談で両統迭立が明文化された、すなわち花園→後醍醐→邦良→量仁(光厳)といった皇位継承方針が定められたとされてきたが、近年は、これはあくまで結果論であり、単に議論がなされただけで合意には至っていないという説が有力である[40]
^花園天皇宸記』が、正和2年以降中断(記事自体が散逸しているという意味で)を挟むからである。
^ 持明院殿には、寝殿や東対代、北対、持仏堂、安楽光院、舟を浮かべられる巨大な池などがあった[41]。家族同士で、時折部屋の移動が行われていたという[41]
^ 量仁が初めて琵琶を演奏したのは、量仁7歳(満6歳)の元応元年(1319年)11月18日。後伏見より手ほどきを受けた。4年後の元亨3年(1323年)11月29日に今出川兼季を師として琵琶始を行い、正式に琵琶の鍛錬が始まった[46]
^ 量仁が初めて和歌を学んだのは、量仁11歳(満9歳)の元亨3年(1323年)5月7日[47]。和歌を学び始めた2年後には、3寸の蝋燭が燃焼する間に、7首詠じるほどの腕前にはなっていた[48]
^ この際朝廷は、文治の例に基づき油小路隆蔭(四条隆蔭)・三条実継・冷泉定親の3人に剣璽の検知をさせていた。すると、宝剣(天叢雲剣)の石突が落ちていたり、神璽(八尺瓊勾玉)の触穢や神璽の筥の縅緒が切ていたりなどの神器の破損が判明したが、「其の体相違無く、更に破損無し」ということであった[81]。なお、三種の神器のうち八咫鏡は、後醍醐天皇が持ち出さず、宮中においてあった[82]
^ (現代語訳)光厳天皇、春宮康仁親王、後伏見・花園上皇、宮様たち、一人としてしっかりしている方はいらっしゃらない。ふだん耳に聞くのは管絃の曲だけという御心には、異様なうす気味の悪いものなので、ただ呆然とされるだけだった。(中略)六波羅勢は残すことなくあらゆる手だてを使って防戦に努めたけれど、ついに陣(防塞)の一郭が破られて、今はこれまでと見えた。日ごろ天皇・上皇のおそばに仕える公卿・殿上人なども、今日が最後と思い定めたが、君がいらっしゃる限りは、どうして退散できよう。まして(足利高氏が)かねてからこのように企てているともご存知なく、つい昨日だったか、当代(光厳天皇)の(朝敵を討てとの)宣旨を賜った者(高氏)が、このように裏切ったのだから、(このような事態を)誰が思っただろうか。すべて上下の別なく一つに混乱し、あわてふためいたのだった[104]
^ 『太平記』による記述。日本中世史研究者の秦野裕介によれば、天皇というシステムが完成して以降、戦場で負傷した天皇は光厳一人であるという[108]
^太平記』含め、佐々木道誉がこれに直接関与したとする同時代史料はないが、足利尊氏と佐々木道誉との間に密約があり、また番場が佐々木道誉の所領だったと記す後世の佐々木氏関連史料から、佐々木道誉の関与を想定する森茂暁の意見がある[112]
^ 三種の神器のうち神鏡は、光厳らが六波羅探題を脱出して逃避行する直前に、女官に持ち出されて西園寺家の北山第に安置されていた。剣璽は、光厳天皇とともに供奉した廷臣が運んだため、玄象や下濃などの御物とともに伊吹山の太平護国寺にて守良親王に引き渡された。『太平記』では光厳自ら渡したとも。(飯倉 2002, pp. 99?100)
^ 元弘3年12月をユリウス暦に変換すると1334年だが、元弘3年のほとんどの期間は1333年であるため、1333年とする。
^ 後醍醐は光厳を廃位してその在位を否定したために、光厳天皇は後醍醐にとっては皇太子の身分であった[122]。これに関して深津は、この尊号宣下の背景に、光厳天皇が皇太子として再度皇位継承することを防ぎ、後醍醐の皇子を皇太子とするという後醍醐の思惑があったとしている[123]
^ 類似の例は皇太子を退き「小一条院」の院号(准太上天皇)を受けた平安時代敦明親王であるが、光厳が宣下されたのは太上天皇号である[122]
^ 上皇などが、初めて外出する儀式[128]。「〇〇始」は様々な状況に当てはまるが、この場合は上皇になってから初めての御幸の意味。
^ ただし、日本中世史研究者の新田一郎は、後世から見ればこの院宣は「南北朝の対立」の構図を形作る画期となったものであったが、当初は新田義貞追討を命令するにとどまり、建武政権を否定したり、直接敵対したりするためのものではなかったとする[145]
^ これらは現存し、一巻にまとめられて香川県立ミュージアムで保管されているが、最終的にそれらの神社には納められなかったと見られる[147]
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