父親が同じだが母親が違う者どうし、もしくは母親が同じだが父親が違う者どうしのこと。 義兄弟姉妹(義兄、義弟、義姉、義妹)は、血縁関係にないが兄弟姉妹のような間柄になっている者どうしのことであり、以下の異なる意味で用いられる。 学校の場合は同じ創設者や学校法人の場合は「兄弟校」といい、女子校同士の場合は「姉妹校」という。又は親善・研究交流のある学校、都市同士も姉妹校、姉妹都市という。
異父兄弟姉妹(異父兄・異父弟・異父姉・異父妹) - 父親が異なり母親が同じ者。母と実父以外の男性の間に生まれた子供。俗に種違い、胤違い(たねちがい)と言う。読みはそれぞれ、いふけい、いふてい、いふし、いふまい[4]。
異母兄弟姉妹(異母兄・異母弟・異母姉・異母妹) - 父親が同じで母親が異なる者。父と実母以外の女性の間に生まれた子供。俗に腹違い(はらちがい)と言う。非嫡出子は原則として母の籍に入るため[注釈 1]、父の嫡出子とは異母兄弟姉妹となる。読みはそれぞれ、いぼけい、いぼてい、いぼし、いぼまい[4]。
義兄弟姉妹
義兄弟姉妹
同じ親の下で兄弟姉妹として暮らしている者どうしのこと。
同じ親に養子と実子がいるとき、その養子と実子の関係。
同じ親の養子どうし。
連れ子 - 自分の親が再婚したときに新たに配偶者となった者の子供。
配偶者が兄弟姉妹である者どうしのこと。ある人から見て、その人の配偶者の兄弟姉妹、もしくはその人の兄弟姉妹の配偶者。
配偶者の兄や姉の夫を義兄(ぎけい)、配偶者の弟や妹の夫を義弟(ぎてい)、配偶者の姉や兄の妻を義姉(ぎし)、配偶者の妹や弟の妻を義妹(ぎまい)といい、義兄と義姉は対象者より年上、義弟と義妹は対象者より年下であるとは限らない。呼び方は自由であり、自分より年長な配偶者の兄弟や姉妹の夫を「お兄さん」と呼ぶ場合もあり、自分より年長な配偶者の姉妹や兄弟の妻を「お姉さん」と呼ぶ場合もある。
俗に配偶者の兄弟を小舅(こじゅうと)、配偶者の姉妹を小姑(こじゅうとめ、こじゅうと)ともいう。
姉の夫を姉婿(あねむこ)、妹の夫を妹婿(いもうとむこ)、兄の妻を兄嫁/嫂(あによめ)、弟の妻を弟嫁(おとうとよめ)という。※姑、婿、嫁といった言い方は、戦前の「家」制度に基づく封建的用語であり、近年では若者を中心に使用されなくなってきている。
希ではあるが、兄弟姉妹の小舅・小姑と結婚した場合、兄弟姉妹の配偶者と配偶者の兄弟姉妹は同一人物となる。ただし、小舅・小姑の配偶者(同じ舅・姑をもつ嫁・婿同士、つまり配偶者同士が実の兄弟姉妹の関係にある者同士)は自身の血族でない限り自身の姻族とはならない。
歴史・伝説上の人物で、強い盟約を結んだ者どうしのことを指す場合もある。例として『三国志演義』に登場する劉備・関羽・張飛や、北欧神話に登場するオーディンとロキなど。詳細は義兄弟を参照。
その他
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 父子関係の立証は父親の認知が必要
出典^ メアリ・ノリス著;有好宏文訳『カンマの女王 : 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』柏書房、2021年1月、96-97頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-7601-5259-9。
^ "妹背・妹兄". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2023年6月25日閲覧。
^ ⇒きょうだい支援、全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会、2016年2月21日閲覧。
^ a b 現代言語研究会、1997年、「一家族の中で年長の男性をいう「兄」」「一家族の中で年長の女性をいう「姉」」「一家族の中で年下の女性をいう「妹」」、『日本語使いさばき辞典』、あすとろ出版、ISBN 978-4755508288。