元禄太平記
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1975年5月8日、本作の撮影現場に、放送期間中に来日したイギリス女王エリザベス2世が見学に訪れた[4][5][6]。本編の映像はVTRで撮影が行われたが、この見学映像はフィルムで残されており、2015年2月23日放送の『NHKニュースおはよう日本』で公開された(この中では石坂のインタビューも公開されている)。

主演の石坂は、1969年の『天と地と』で主役の上杉謙信を演じて以来、大河ドラマ2度目の主役となった。大河ドラマの主役を2度務めるのは、平幹二朗以来2人目となる。石坂の起用について、サードディレクターを務めた大原誠は、討ち入りを否定する柳沢には彼なりの論理があり、そうした人物を演じるのに「非常に端正な顔をした、ハンサムな男が悪をやって、初めて悪の怖さが出る」と述べている[2][注釈 1]。石坂自身も、柳沢が大石内蔵助と面識があったという設定に加え、「ただの悪役にしたくない」という制作側の意向を知って、役を受けたいと思ったと回想している[6]
反響

最高視聴率41.8%、平均視聴率24.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[7]

大石内蔵助および柳沢兵庫のほうが主役の柳沢吉保よりも人気があったという[要出典]。
登場人物

各登場人物の歴史的事項・史実との違い等については当該記事を参照[注釈 2]
柳沢家
柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)
(柳沢保明→柳沢吉保)演:石坂浩二綱吉により2020石の小納戸役から側用人に取り立てられ1万石を加増される。その後も綱吉の期待に応えることで栄達の道を進み、やがては石高22万石の大名となり大老にも並ぶ地位を得て、その権勢は絶頂を迎えるが、そこへ赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件が発生する。その措置について自身がほぼ関与できなかったことから凋落を迎え、綱教・綱吉も相次いで病没する。家宣に接近することで巻き返しを図るが不調に終わると、「自分の陽はもう昇ることはない」として、潔く権力の座から去る。
柳沢兵庫(やなぎさわ ひょうご)
演:竹脇無我吉保の甥(架空の人物)。当初はやや厭世的な一面を見せ、吉保とは何かと対立するが、赤穂浪士たちと出会い、協力するやときと恋仲になることで、自身の生きる道を見い出していく。浪士の討ち入りにも協力するが、討ち入り後にときが殺害されたことを知り、その亡骸を弔うと両刀を捨て何処かへと去っていく。劇中では姓を「信花(のぶはな)」と改めている。
染子(そめこ)
演:若尾文子吉保の側室。
町子(まちこ)
(弁子→町子)演:松原智恵子同じく吉保の側室。
定子(さだこ)
演:稲垣美穂子吉保の正室。
柳沢安貞(やなぎさわ やすさだ)
(安暉→柳沢安貞)演:川崎公明(少年期:山崎有右)吉保の嫡男。
赤穂四十七士
大石内蔵助(おおいし くらのすけ)
演:江守徹赤穂藩の家老。遊郭で放蕩に加え男色も嗜む粋人。若い頃に火事騒ぎで偶然出会った吉保の事を覚えている。討ち入りでは吉良上野介の遺体を見て、傷の治療跡から本人だと確認する。
大石主税(おおいし ちから)
演:中村勘九郎(少年期:庄野たけし)内蔵助の嫡男。男色の趣味があり陰間と関係がある。討ち入りでは裏門の大将を務める。
堀部安兵衛(ほりべ やすべえ)
演:関口宏
堀部弥兵衛(ほりべ やへえ)
演:有島一郎
吉田忠左衛門(よしだ ちゅうざえもん)
演:中村伸郎
片岡源五右衛門(かたおか げんごえもん)
演:日高晤郎
小野寺十内(おのでら じゅうない)
演:加藤嘉
不破数右衛門(ふわ かずえもん)
演:目黒祐樹
原惣右衛門(はら そうえもん)
演:垂水悟郎
矢頭右衛門七(やがしら えもしち)
演:小坂まさる
大高源吾(おおたか げんご)
演:竜崎勝
赤埴源蔵(あかはに げんぞう)
演:長沢大
武林唯七(たけばやし ただしち)
演:美濃部厚小屋から撃って出てきた吉良上野介を、斬殺する。
寺坂吉右衛門(てらさか きちえもん)
演:綿引洪
奥田孫太夫(おくだ まごだゆう)
演:浜田寅彦
前原伊助(まえはら いすけ)
演:福田豊土
間喜兵衛(はざま きへえ)
演:嵯峨善兵
大石家
(りく)
演:岡田茉莉子
大石無人(おおいし むじん)
演:安部徹
八助(やすけ)
演:今福将雄
お軽(おかる)
演:志摩みずえ
赤穂藩
浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)
演:片岡孝夫


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