秀雄が担任を務めるクラス。当初、彼が担当する生物は受験に反映されないため生徒たちは授業を聞いておらず、彼に対しても無関心だったが、その後の彼の行動や言動、合唱を通じて生徒たちは心を開いていった。
杉田 めぐみ
演 - 綾瀬はるかクラスの中で誰も聞いていない秀雄の生物の授業を唯一聞いている真面目な女の子。歌手になるのが夢なので大学へ進学するつもりはない。進学するかどうか悩んでいたが、秀雄の言葉を受け、その夢に突き進むことを決意。ちなみに彼が提案した合唱にも最初に参加している。
田岡 雅人
演 - 市原隼人医学部志望だが、人を助けたいという動機ではなく金のためである。しかも彼女である萌の妊娠騒動で「金なら出します」などと命を軽んじる発言をしたため、秀雄から「人の命を何だと思ってるんだ」と胸ぐらを掴まれ、進路懇談で「医者になる資格はない」と言われる。その後、秀雄との揉み合いになった際に不注意で足を怪我するが、その責任を「突き飛ばされた」と彼に押し付ける。だが秋本を通じ、秀雄からの手紙を読み反省する。PTA会長の母のことをママと呼んでおりマザコンの気がある。秀雄の命が残り少ないことを、赤坂とともにクラスの生徒の中で最初に知る。
吉田 均
演 - 内博貴(関西ジャニーズJr.・後にNEWS、関ジャニ∞)官僚の家系の息子で、久保に「僕は官僚にならなくちゃだめ」と言うなど強いプレッシャーにさいなまれている。なかなか成績が上がらず、秀雄の言葉を受けて合唱にすすんで参加するクラスメイトたちに嫌味を言ったり、授業中に質問する生徒に「授業妨害」と言ったりと心が不安定なところがあり、合唱にも最後の1人になるまで参加しなかった。後に「合唱が息抜きになればなと」という秀雄の真意を知り、改心。秀雄からの推薦で合唱コンクール決勝で寝たきりになった彼の代わりに指揮を行った。大学受験に失敗したが、5年後に母校で秀雄と同じ生物の先生となり、生徒たちに恩師がいつか話してくれた話をした。
鈴木 りな
演 - 浅見れいな体育教師の赤井に恋をしていたが、赤井の結婚を知り、学校を休む。秀雄の説得に同意したが、りなの「恋はしちゃうもんなんだよ」の一言が、恋を諦めていた秀雄に影響を与えた。
赤坂 栞
演 - 上野なつひ吉田の幼馴染で、吉田を想っている。父親が経営している会社の状態が芳しくなく、国立大学への進学を希望。秀雄の影響もあり、終盤、自分に正直になろうと決め、吉田に突然迫る。
近藤 萌
演 - 鈴木葉月田岡と付き合っていたが、喧嘩のあげく「妊娠している」と狂言を弄する。
黒木 愛華
演 - 岩崎杏里
各話放送日サブタイトル演出視聴率
第1話2003年1月07日告知、余命一年星護15.4%
第2話2003年1月14日読まなかった本14.8%
第3話2003年1月21日封印された恋心佐藤祐市13.5%
第4話2003年1月28日教師・失格12.0%
第5話2003年2月04日あばかれた秘密星護13.1%
第6話2003年2月11日悲しきプロポーズ三宅喜重15.9%
第7話2003年2月18日間違われた婚約者佐藤祐市14.1%
第8話2003年2月25日二人だけの結婚式星護15.6%
第9話2003年3月04日一枚の写真三宅喜重16.4%
第10話2003年3月11日最後の誕生日佐藤祐市17.7%
最終話2003年3月18日愛と死星護21.6%
平均視聴率 15.5%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)
第1話は64分、最終話は放送時間を69分に拡大
最終話のうちの数シーン(秀雄がタクトを購入し、みどりとしみじみと眺める、など)がCMの関係でカットされた局がある。また、病院を抜け出した秀雄がコンクール会場に向かうシーンは台本になく、おそらく最終話用に急遽挿入されたものであったことがDVD-BOX特典収録の最終撮影にて明らかになっている。
関連番組
SMAP×SMAP特別編 僕とあなたの生きる道?one day(2003年7月7日)
本ドラマ終了後の7月7日、中村秀雄が亡くなってからのとある1日を舞台に世と死について考える特別企画が「SMAP×SMAP」内で放送された。ドラマの登場人物としての出演だが答えは演者本人のものとなっている。
ドキュメンタリー『僕の生きる道』をたどって(2004年2月7日)
翌年、番組公式サイトに寄せられたメッセージの中から闘病の実体験や家族の闘病生活などを取材した特番が放映され、草gがナレーターを務めた。この番組は日本民間放送連盟賞のテレビ教養番組部門で優秀賞を受賞している[2]。
備考
矢田は本作で初めてウェディングドレスを着る役を演じた。
本作の公式ウェブサイトに寄せられたメッセージを書籍化した『もうひとつの僕の生きる道?BBSに寄せられた感動のメール集』(角川書店・角川文庫、2003年、ISBN 4043715013)が出版されている。
本放送中にニッポン放送系列で『もう一つの僕の生きる道』というラジオドラマが放送された。こちらは、矢田が演じる花屋の女性が不治の病で、草gは通院先の病院の研修医という設定となっている。花屋の女性は本放送5話でみどりが見舞いに訪れた友人であり、ラジオドラマの劇中で女性の友人がみどりであること、研修医の先輩の話として金田医師と秀雄の会話をうかがわせるくだりがある。これは、DVD-BOXの特典として収録されている。
2004年1月より、同じフジテレビ系列(関西テレビ発)の火曜ドラマとして『僕と彼女と彼女の生きる道』(僕シリーズ3部作の2作目)が放送された。当初、タイトルの類似性などから、本ドラマとの関連性が噂されたが、実際には全く関連なく、続編でもない。主演の草g、大杉(実父)、小日向(会社上司)、浅野(娘の通う小学校の担任)などを除き、出演者も一新されている(例.矢田亜希子→小雪)。
@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}このドラマは草gの俳優としての評価そのものを変えたとも言われ[要出典]、本作の後には『ホテルビーナス』などの映画出演も増え、『SmaSTATION!!』では「もっとも泣ける俳優」として特集が組まれた。