傷だらけの悪魔
[Wikipedia|▼Menu]
偶然千穂の過去を知り、美波に間接的に確認した時に確信に変わったため、舞から千穂を引き離す目的で千穂の誘拐事件の新聞記事を教室の黒板に掲示、クラスメイト全員の机の上にも置いた。すぐに騒ぎになり駆けつけた市川によって一旦は収束した。その際、証拠を隠す目的かはわからないが詩乃自らが記事を回収した。千穂の過去が露見した事を千翔子に見抜かれ、平手打ちを食らう。平然とした態度を装う一方で、千翔子を失いたくないと言う思いもあり、試す目的である提案を持ち掛け、唯にはそれをネタに、舞への他の協力者と計画している何かのXデー予定日を話すように脅す。学級裁判時に、舞から転校前のいじめについて謝罪されるも、過去の自分が取り残されていると感じ拒否する。そして、周りが同情したのを確認した上で、妊娠検査薬を仕込んだのは千翔子だと言うも、舞たちに証拠を突きつけられ、更に自分の復讐のために千翔子や優里亜たちを利用したこと、千穂を傷つけたことは許せないと舞に言われ、感情が不安定になり暴走してしまう。そこに市川が突入し制止をするも振り切って逃走する。しかし、4階にいたところを千翔子と千穂に見つかり近づく2人をカッターで脅して牽制する。舞も加わって説得するも、これ以降も「環境による幸せ」を望めない、ここで万が一のことがあっても舞のせいではないと言い残して4階から身を投げるが一命は取り留めた。その後、今までの経緯を自供し、転校の申し出をする。クラスに向けた手紙で、初めは舞に復讐する事で過去の自分を救いたかったが、段々と罪悪感を抱くようになってきたこと、万が一自分に会っても関わらないでほしいこと、最後にいじめはなくせるかと質問する形で締めくくられていた。引越し先で小田切自身はいじめについて、何かをする以前に過去の自分を解放して同じことを繰り返さないようにしたいと考えている。自分自身に愛着障害的な問題があることを自覚しており、自分以外の人間に抱く感情が程々の好意と無関心、深い憎悪の3種類しかなく好意以上の深い愛情を持つことができないとしている。自分と同様にいじめられた経験のある親友の千翔子にすら、両親から愛され、早期に救済された自分との違う点を密かに羨み妬んでいる。母の従兄弟で精神科医の緒方に掛かっており、精神不安定によりなんらかの薬を常用している。
藤塚 優里亜(ふじつか ゆりあ)
演 - 加弥乃身長:164cm、体重:46kg舞の転校先の学校で幅を利かせるクラスメイト。耳にピアスを開け、ピンクアッシュに染めた長い髪をいつも巻き髪にして額を出していたが、家族からのセンスの悪さを指摘されて(後述で久々に話した母からトンチキ呼ばわりされた)以降巻き髪はやめる。地毛も明るい茶髪で顔立ちが端麗な存在感のある美少女。容姿は舞からは「可愛いけど中途半端なギャル」、静からは「奇抜だけど美女」と評される。頑張っておしゃれしているが、髪型や服のセンスは微妙に古い。祖母が外国人のため、海外でも通じる名前を付けられた。幼少の頃は容姿を「外人」と他の子どもから揶揄されることもあったが、その都度言い返し、時には力でねじ伏せた。静の件が原因で、舞に嫌がらせをしてくるいじめの実行犯。本来は友達思いで、親友の恵那と静に対しては気配りを行う外面の良さを持つ。面倒見が良く、特に静に甘い。以前は篤史と付き合っていたが、今は別れている。舞から静への謝罪があればいじめから手を引いても良いと考えているが、最近はいじめで憂さ晴らしをして楽しむようになった。胸は貧乳。勉強は苦手で料理も壊滅的。家では3人姉妹の末っ子で母親とは仲が悪い。父親は単身赴任しており遠方にいる。将来は上京し美容師になることが夢だが、母親や長姉に反対されて反抗していた。女子トイレで舞が静に謝罪した後、詩乃に唆されて駆けつけ、恵那に攻撃された舞が反撃している現場を見て早合点し、舞のスカートと下にはいているハーフパンツを脱がして窓から捨てた。この一件が、篤史含め啓心と舞のトラブルの遠因となる。まだある程度良心が残っており、校外学習の際に進路への苛立ちから舞に八つ当たりし、押入れに閉じ込めて失禁させたことを後悔していた。この時点で謝罪を考えていたが、踏み出せず機会を失う。ほか、篤史から啓心を舞に謝罪させるために襲わせた話を聴けば、勝手な行動と卑怯な手段を憤慨している。舞が啓心に教室で謝罪した際、間に入ろうとした篤史を止め、舞と口裏を合わせていた千穂の偽証を静に同意を求められたこともあり支持し、啓心に舞の謝罪を受け入れるように他のクラスメイトと共に圧を掛ける。千穂の過去が露見した時に萌菜から疑われ、つかみ合いになった。千穂の過去を知っていたため疑われた篤史の人となりを信じ、アンケートで「犯人だと思わない」と記入した。再び登校してきてクラスで疑われている篤史が悪者にされないように配慮した千穂を見直して声を掛け、中学の頃のいじめられていた静に関する千穂の対応への非難を詫びる。千穂の過去暴露事件により自分とは別の舞に悪意を抱く第三者の存在に気付き、自分が舞をいじめることの正当性に疑問を抱き始めている。千穂・篤志・静から恵那と2人の時に声を掛けられ、詩乃から自分達が舞へのいじめの実行犯として利用されていること、舞からの謝罪を恵那の望みで自分には黙秘しいたこと、舞がいじめの証拠を収集し自分達への制裁を計画していることを明かされ、舞への謝罪と計画されている制裁を一緒に受け入れるように説得される。休日の自宅で比較的仲の良い幼稚園教諭の次姉に学校でいじめをしていたことを話し、問題を深刻に受け止めた次姉により他の家族にも知らされる。学校でいじめをしていた事実を知った母から頬を平手打ちされ、厳しく叱責される。母との間に入った次姉に促され、母と2人で学校や進路について話し合う。実は母に離婚歴があり、2人の姉とは異父姉妹で自分だけが父の娘であることを知り、母からの指摘を素直に受け止め、これまでの自分の考えの甘さや幼さを省みて母や姉達・友人達、勉学への取り組み等への認識を改め、舞へのいじめも自分1人で責任が取り切れる問題ではないことを知る。その翌日に恵那と会い、これまで恵那と静を上から目線で見ており、対等に接してこなかったことを謝罪し、恵那からこれまでどのような気持ちで自分と接してきたか、共有することができない容姿を貶められることによる劣等感や不快感を吐露された。自分の鈍さを反省し、今後恵那とは「嫌だった」、「傷ついた」と素直に話すことをルールにし、友人としての付き合い方を変えること、舞に謝罪し制裁を受けることを話し合って決める。
名取 静(なとり しずか)
演 - 岡田結実身長:149cm、体重:47kgオレンジ髪のポニーテール。前髪をぱっつんに切り揃えて耳にピアスを空けている。いつもスカート以外の指定制服をほぼ着ていない。背は低いが、巨乳でスタイル抜群。中学の頃は黒髪のおかっぱできちんと制服を着ていた。優里亜と恵那の中学からの友達。詩乃が中学の頃舞にいじめられていた話を聞いて舞に絡み、水筒の水を掛ける。席を外そうとした舞が閉めた引戸に偶然手を挟んで怪我をした。この一件で優里亜が舞に目をつけ、いじめに発展する。天真爛漫でヒーロー好き。常識はずれな行動を取る傾向があり、子供っぽい性格で空気が読めないが、学力は非常に高く、勘も鋭い。優里亜と恵那には可愛がられている。空気が読めない割りに人を煽って情報を聞き出すことが上手い。中学時代、萌菜からいじめられて孤立していたが、同じクラスになった優里亜から助けられて以来彼女を慕っている。優里亜程には舞に対するいじめに積極的ではない。萌菜のいじめから助ける具体的な行動は取らなかったが、何かと声を掛けて優しく接してくれた千穂には優里亜と恵那の次に優しくすることにしており、千穂が優里亜から制裁を受けそうになれば庇い、クラスで避けられたりすると心配し、優里亜には内密に解決のために行動する。自分の判断力に自信がないため、善悪の判断を自分ではせず、優里亜達に合わせ委ねていた。舞から謝罪を受けたが、「優里亜には黙っていてほしい」という恵那の気持ちを思いやり、一緒に優里亜には黙秘しているが、恵那には「もし嘘をつく選択が間違っていたら優里亜と舞に一緒に謝る」と約束を取り付ける。この時に3人で一緒に舞をいじめた罰を受けることを覚悟している。千穂の過去が露見した後の唯の立ち振る舞いを見て、千穂と共に舞との協力関係にあると推理。優里亜達には黙って唯に接触し、件の犯人探しの協力をする代わりに、優里亜と恵那(静本人は含まれていない)の制裁を軽くしてほしいと取引を持ちかけた。舞から謝罪を受けた後、舞とは時機を見て話し合わなければならないとは思っていたが、その前に舞に悪意がある何者かに千穂が目を付けられ過去暴露事件に繋がったことを後悔。欠席を続ける千穂を本心から心配、犯人に怒りを抱き、登校してきた千穂との再会を喜ぶ。実は啓心が舞を階段まで追いかけるのを偶然見かけて後を追い、キスした現場を目撃していた。舞の謝罪を啓心が受け入れるための千穂の偽証がほぼ事実だったので支持し、優里亜にも支持を求めた。提示した条件を飲んだ舞からの了承を得て、啓心とのトラブルの立証と千穂の過去を暴露した犯人探しに限った協力者になる。千穂・篤史と共に優里亜・恵那に詩乃から自分達が舞へのいじめの実行犯として利用されていること、舞からの謝罪を恵那の望みで優里亜には黙秘しいたこと、舞がいじめの証拠を収集し自分達への制裁を計画していることを話し、舞への謝罪と計画されている制裁を一緒に受け入れるように説得する。
金谷 恵那(かねや えな)
身長:155cm、体重:63kg優里亜のグループの一人。優里亜とは小学校からの仲で、彼女を慕っている。太っており「デブス」と罵られる容姿。弟がいる。意外にも好物は湯豆腐。小学生時代は今より引っ込み思案で周りから馬鹿にされても自分の言いたいことがいえず、いじけていたところに現れた優里亜から声を掛けられ、話をして以来一緒に過ごすようになり、優里亜に鍛えられた今は容色を貶されても言い返せるようになった。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:82 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef