ヘブライ語聖書には偶像を造ったり拝んだりすることを禁止する表現が多数ある。ユダヤ教では偶像を崇拝することは禁止された。わたしはあなたの神、主であり、あなたをエジプトの地、奴隷の住まいから導き出した者である。あなたはわたしのほかに、何ものをも神としてはならない。あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、あるいは地の下の水のなかにあるもの、それらのものの形を造ってはならない。それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。(『出エジプト記』20:2-5)それで、あなたがたは神をいったい誰とくらべ、どんな像と比較しようとするのか。偶像は細工職人が鋳て造り、鍛冶が金でそれを覆ったり、それのために銀の鎖を造ったりする。貧しい者は供物として腐りにくい木を選んで、細工職人を探し、動かない像を立たせる。あなたがたは知らなかったのか?あなたがたは聞かなかったのか?はじめから、あなたがたに伝えられなかったのか?地の基をおいた時から、あなたがたは悟らなかったのか? (『イザヤ書』40:18 - 21)
『旧約聖書』出エジプト 20:4-5、レビ 26:1、申命記 4:25-26、イザヤ 44:9、『新約聖書』の第一コリント 8章において 偶像は否定されている[5]。
福音派は日本では、仏教の仏壇・焼香、神道の神棚・玉ぐし等も、神に禁じられた異教の偶像と断定して拒否する[6][7][8][9][10]。 転じて、あこがれの的[11]や熱狂的なファンをもつ人[11]を指して、アイドルと呼ぶ。
転用
出典・注釈^ a b 大辞林、広辞苑
^ 『日本国語大辞典』
^ 『世界宗教大事典』
^ 松島英子『メソポタミアの神像: 偶像と神殿祭儀』角川書店 2001、ISBN 978-4047021174
^ a b 『新聖書辞典』
^ 滝元明『千代に至る祝福』CLC出版
^ 新生運動『教会成長シンポジウム』
^ 水草修治