俺たちに明日はない
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数か月後にクラウザーは『ニューヨーク・タイムズ』の批評家を更迭されたが、一説にはこの時『俺たちに明日はない』を酷評したことが辞任に繋がったとも言われている[12]

『俺たちは明日はない』は1992年アメリカ国立フィルム登録簿に登録された。1998年アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が選んだアメリカ映画ベスト100中第27位、2007年に更新されたアメリカ映画ベスト100の10周年エディションではベスト100中第42位にランクインした。2005年には同協会によって、クライドが職業を明かす作中の台詞「銀行強盗をやってるんだ」(原文:We rob banks)がアメリカ映画の名セリフベスト100中第41位に選出された。
受賞歴

1967年度のアカデミー賞では作品賞を含む10部門にノミネートされた。そのうちエステル・パーソンズ助演女優賞を、バーネット・ガフィ撮影賞をそれぞれ受賞した。映画でボニーを演じたフェイ・ダナウェイは一躍知名度を高め、マイケル・J・ポラードと共に英国アカデミー賞の新人賞を受賞した。また、日本では1968年度のキネマ旬報外国映画ベスト・テン第1位に選出された。
アカデミー賞受賞/ノミネート

受賞人物
助演女優賞エステル・パーソンズ
撮影賞バーネット・ガフィ
ノミネート
作品賞ウォーレン・ベイティ
監督賞アーサー・ペン
主演男優賞ウォーレン・ベイティ
主演女優賞フェイ・ダナウェイ
助演男優賞ジーン・ハックマン
マイケル・J・ポラード
脚本賞デヴィッド・ニューマン
ロバート・ベントン
衣装デザイン賞セオドア・ヴァン・ランセル

エピソード

ウォーレン・ベイティは、当時恋人だったフランス人女優、
レスリー・キャロンをボニー役に推薦した[13] が、結局は監督のアーサー・ペンがフェイ・ダナウェイに決めた。

ラストシーンを演じたダナウェイは、車から落ちないように足をシフトレバーに固定して撮影した[9]

この映画でダナウェイが着用するためのベレー帽が、何千と世界中から集められた。公開後、彼女が身に付けていたベレー帽が大流行した[10]

ダナウェイのスタンドインを、当時16歳のモーガン・フェアチャイルドが担当していた。

ボニーの候補には、ナタリー・ウッドジェーン・フォンダチューズデイ・ウェルドからベイティの身内のシャーリー・マクレーンまでが候補にあがっていた[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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