主に修学旅行専用列車に充当するために製造された車両を指す。利用者が学生である、1列車における乗降の機会が少ないなど、修学旅行専用列車の特徴に合わせ、一部に特殊な構造を採用していることが多い。ただし、シーズンオフには一般列車へも充当されることがあるため、どれだけ一般的な車両から構造を変えるかは、各系列により異なる。 国鉄の修学旅行用車両は、黄1号と朱色3号に塗られていた。ただし、修学旅行列車への充当頻度が下がってからは、他の車両と同じ一般的な塗色へ変更されている。 近年では一般車やクロスシート車である5200系やL/Cカー、および汎用の特急車が充当される場合も多くなっているが、近鉄でも修学旅行客向けの車両が用意されている。
国鉄
155系
159系
167系
キハ28・58形(800番台)
近鉄
20100系「あおぞら号」
18200系「あおぞらII」
18400系「あおぞらII」
15200系「新あおぞらII」 - 車両は数次に亘り入れ替えが行われている。
修学旅行用に特化して製造された20100系とは異なり、特急用から改造された18200系と18400系・15200系は修学旅行以外の団体客の貸切列車にも使用可能な設備を持っている。