信長_KING_OF_ZIPANGU
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明智光秀を演じたマイケル富岡は、台詞こそは日本人レベルの流暢な日本語を話すが、アメリカ人である為出演当時は正座はもちろんのこと、あぐらもかくことができず、苦労していたこともあった。また、本人は、「最初はフランシスコ・ザビエルルイス・フロイス、といった宣教師役が回ってくる」と思っていたことがあり、光秀役に決まったとき、喜びと驚きでいっぱいだった、とコメントしていたことがあった

フランク・ニールは、出演が決まったとき、日本語の特訓を開始。そして、クランクアップまで欠かさずに日本語を勉強していたほどだった。

ポルトガル語指導担当の安部井シルビアは指導に厳しく、少しでも発音がおかしかったりすれば、中々OKを出さなかったほどだった。本人は当時、貿易商社OLであった。

加納随天を演じた平幹二朗は、ドラマの後半期に失明した随天の気迫や異様さを表現するために、コンタクトレンズを片目に2枚ずつ入れて芝居をした。これは平本人のアイディアであったが、目の痛さは尋常ではなかったようで、過酷な撮影の連続になってしまったという。

ストーリー

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2020年7月)(使い方

尾張国の小領主・織田家の嫡男に産まれた吉法師(後の信長)は、父・信秀の方針により母・るいと引き離されて成長した。母親の愛情に飢え、孤独の中に成長した信長は、周囲からは「うつけ」と見られ、家臣達からは排斥されそうになる。

ライバルであった弟・信行を廃し、桶狭間の戦いで今川義元に奇跡的な勝利を遂げた信長は、新進気鋭の戦国大名として周囲も驚く急成長を遂げ、舅・斉藤道三の敵討ちとして美濃を征服した後に「天下布武」の印を掲げ、「美しき流れを絶やさず新しき国を作るため」、キリスト教や木下藤吉郎(後の羽柴秀吉)のような“新参者”を取り立てる一方、足利将軍家を排斥し、比叡山を初めとする神社仏閣を弾圧、朝廷公家を無視し、家族や古くから仕えてきた家臣すら切り捨てる。

自ら定めた50年の人生が迫るにつれ、天下を統一して世界にも乗り出し「新しき国を作る」目標に燃えた信長は、「自らは神である」という“ふり”すら行うが、その傲慢な振る舞いは次第に心服していた家臣達に不審を抱かせ、思いもかけない終焉を遂げることになったのだった。
キャスト
織田家

織田信長森田洸輔→山根隆明→緒形直人主人公。尾張の小領主から天下人へと一気に駆け上がる風雲児。武家官位弾正忠、のち右大臣にまで至る。寡黙であり、喜怒哀楽の感情をあまり表には出さないが、その行動は俊敏かつ苛烈である。基本的には他人を信用せず神仏も信じないが、一方で好奇心旺盛な面があり、新奇かつ役立ちそうな人物や文物には深い関心を抱く。幸若舞の演目『敦盛』を好み、自らも好んで舞う。新しい国づくりの拠点として安土城を築城、天下統一に向けての最終段階に入ったと見えた矢先に本能寺において明智光秀の謀反に遭遇、奮戦の末自刃する。相手が光秀と知っても「有りそうな事じゃ」と無表情でつぶやくなど、最後まで寡黙で淡々とした佇まいは変わらなかった。

帰蝶:榎本夕希→菊池桃子信長の正室。斎藤道三の娘。自由奔放な気性で、のちに信長の元を離れ自分自身の生きる道を模索するようになる。

るい高橋惠子信秀の正室。信長・信行・市の母。通称は土田御前。信長との親子関係は微妙であり中々気持ちが通じ合わない。一時は随天と恋仲となり信長を苛立たせたことも。信長が安土城を建てると一緒に住み、その安土城において信長の死の知らせを聞く。

しの高木美保信長の側室。信忠・信雄・五徳の母。生駒吉乃。通称は生駒の方。

中野美穂鷲尾いさ子信長の妹。初め、近江浅井長政の正室となるが、長政の死で未亡人に。美貌の持ち主だが当時の女性としては背が高く、その事を気にしていたが、全く気にせずに自分を受け入れてくれた長政を慕うようになった。

なべ若村麻由美信長の側室。随天に「死神が付いている」と占われるが、かえって興味を持った信長の命で側室となる。その後長く信長の傍に在り続ける。穏やかな気性の女性で信長を敬愛しているが、無口であまり自分の気持ちを説明しない信長の真意を測りかねてもいる。

織田信秀林隆三信長の父。守護代織田信友に仕える清洲三奉行の一人であったが、主家を凌ぐ実力者であり一代で尾張の大半を手中にした戦上手。信長を自分の後継者として厳しく育てる。

織田信定船越英二信長の祖父。長寿であり、息子の信秀よりも長生きする。

織田信忠類家大地→寺沢昌純→青木海→藤田哲也東根作寿英信長の長男で母は、しの。

織田信雄:田原慎太郎→大泉翼信長の次男で母は、しの。

五徳:三海菜穂美→井上亜子→西村裕子→成田恵信長の長女で母は、しの。松平信康に嫁ぐ。

織田信広村田泰則→岸本一人信長の庶兄。

織田信行内山眞人→大友大輔→保阪尚輝信長の同母弟。兄信長をライバル視し打倒を目指すが、信長によって誅殺される。

清:吉川十和子信行の正室。信行の死後は池田恒興の正室となる。

織田信治:神田雄次

織田信光長谷川明男信長の叔父、守山城主。酒癖が悪く、酔って平手五郎右衛門を罵倒、後に襲撃される原因を作ってしまう。信長と手を組んで主君・織田信友を討ったが、今度は酔った勢いで信長を罵倒、信長の逆鱗に触れ誅殺される。

織田信次菊池孝典

織田秀孝谷田真吾

織田信康加世幸市

織田信時:田中克季

信長の家臣とその関係者

林通勝宇津井健譜代の重臣。当初は二番家老で、平手政秀の死後に昇進し長年にわたって織田(弾正忠)家筆頭家老を務める。武家官位佐渡守。老齢となってからは最前線には出ずに主に留守居を担当するようになる。忠義者であり重厚で慎重だが、やがて急激な勢いで天下獲りを目指す信長の尊大な態度に疑問を抱き、対立するようになっていく。

池田恒興:坂本徳志→的場浩司信長の乳母の子。幼いときから小姓をつとめ、終生信長に仕えたが小牧・長久手の戦いで戦死。

柴田勝家滝田栄譜代の家臣。通称は権六。元々は信行の側近だったが考えを改め信長に帰順。勇敢な猛将として活躍する。

木下藤吉郎→羽柴秀吉仲村トオル元は身分の低い小者だったが、信長にその才能を見いだされ出世していく。後の天下人・豊臣秀吉となる人物。立身出世のために真っ直ぐに突き進む向上心旺盛な青年として描かれている。

ねね中山美穂秀吉の正妻。秀吉を叱咤激励し、出世街道を歩ませていく。時には自ら兵士の姿になって前線に出てくるなど、アクティブな女性として描かれている。

明智光秀マイケル富岡帰蝶の従兄弟で、足利義昭の家臣から信長の家臣へと鞍替えする。文武両道に秀で信長に信任され重用されるが、天下人となった信長の傲慢な言動に疑問を覚え、かつ余りの多忙さゆえに心身ともに疲労し尽くして不眠状態に陥り、「ゆっくり眠りたい」との思いから発作的に本能寺に宿泊する信長を襲撃してしまう。

明智秀満小野了

今村恵子光秀の娘で、ゆいの妹。細川忠興の正室。

ゆい:生田智子光秀の娘。荒木村重の嫡男の妻。

稲葉良通篠田三郎美濃の国衆で斎藤家の家臣であったが、のち織田家に臣従、信長の信任を得て重臣の列に加わる。

佐久間信盛田中健譜代の重臣。武勇に優れ、かつ笛の名手。信長の下で数多くの戦さを経験し武勲を挙げ続けるが、譜代の宿老であった林通勝が信長の勘気を受け失脚した事に不安を抱く。また次第に傲慢になっていく信長の言動に困惑するようにもなっていく。

佐久間盛重本郷功次郎譜代の重臣。信長と信行の対立の際は当初から信長側に付いた。桶狭間の戦いの前哨戦において討ち死にする。

平手政秀二谷英明譜代の重臣で信長の傅役。


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