2国間の外交関係が臨時代理大使の交換に留まる場合、信任状は派遣国の外務大臣が作成し、接受国の外務大臣に宛てられる。臨時代理大使は、信任状を接受国の外務大臣に手交する[12]。
国家元首は、大使の交換より低い外交関係については、信任状の交付および受領に関与しない。また、臨時代理大使については軍の護衛や公用車は提供されない。 イギリス連邦諸国における高等弁務官は信任状を持たない。これは英連邦王国の国家元首は英国君主である、すなわち派遣国と接受国の国家元首が同一人物であるためである。このため、派遣国の首相 (または総督) が接受国の首相 (総督) に非公式な紹介状を送達するのみとなっている[13]。 ただし、英連邦に属する共和制国家においては、派遣国の国家元首が委任状を交付し、接受国の国家元首が受領する[14][15]。いずれの書状もインドの独立を受けて1950年から1951年にかけて標準化されたものである。 これ以前は、ある国の高等弁務官は首相からの書状、またある国では外務大臣からの書状、別のある国ではそもそも書状を持たされていないなど、不統一で混乱した状態であった[16]。
イギリス連邦
脚注[脚注の使い方]^ 『ブリタニカ国際大百科事典』
^ “ ⇒10th Anniversary of Poland’s Accession to the EU”. Ministry of Foreign Affairs, Republic of Poland (2014年5月8日). 2016年3月20日閲覧。 “Letters of Credence (translated from French) of Jan Ku?akowski, 26 February 1990 (AMFA).”
^ Ahren, Raphael (2012年10月17日). “New Egyptian ambassador brings Israel ‘message of peace’”