便所
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小便器


ビデ

フラッシュバルブ

サニタリーボックス

手洗い場

ハンドドライヤー

洗面台

浴槽

シャワー) - ホテルの客室の他に、トイレ内に失禁用のシャワーが設けられているケースもある。

括弧書きの設備はホテルマンション病院などで使われている三点ユニットのみにある設備

和式トイレの使い方

水洗トイレの使い方

韓国のトイレの表示
特殊設備

人感センサ

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サニタイザー

ナースコール

処理の方式
汚水処理技術

世界にはし尿などの汚水を処理する施設や技術に多様な方式が存在する[10]。トイレの形式には湿式と乾式があり、注水式水洗トイレ(2?3リットルの水を使用)や水流式水洗トイレは湿式、それ以外の方式は乾式に分類される[10]。また、汚水の処理方式には集合処理(オフサイト)と個別処理(オンサイト)がある[10]

以上から、汚水処理技術は乾式+個別処理(ピットラトリンなど)、乾式+集合処理(汲み取り式便所など)、湿式+個別処理(腐敗槽など)、湿式+集合処理(下水道処理)の4つに分けられる[10]。なお、発展途上国などで汚水処理技術が導入されていない地域では、宅地の斜面など地上に便器のみが設置されたハンギングラトリン(Hanging latrine)などの形式も残っている[5]
乾式の処理方式

乾式+個別処理

地下浸透式(
ピットラトリン、地下浸透式便槽トイレ):アフリカなどの発展途上国などに残る方式[10]。ピットラトリンは地面を素掘りしてそのまま便槽とする方式である[10]。日本でいう汲み取り式便所とは異なり、ピット(槽)が満杯になったら閉鎖し、別のピットを使用する形式である[5][11]。2007年の日本トイレ協会「途上国のトイレ・環境改善支援事例集第2集」によると発展途上国26か国39事例で最も多い形式がピットラトリンだった[11]。構造上も閉鎖されたピットは1?2年土中に放置して疫学的に無害な土壌に戻すことを前提にした設計になっている[5]

屎尿分離コンポストトイレ(欧州型):北欧諸国などで採用例があり、勾配のある単槽のコンポスト化槽を少しずつ移動して槽の最下部で堆肥になるようにしたコンポストトイレ[10]

屎尿分離コンポストトイレ(ベトナム型):2つの槽を利用し、一方を利用しているうちに、もう一方の槽で堆肥化を行うコンポストトイレ[10]

バイオトイレ:バイオトイレと呼ばれる新たな仕組みの便所も注目されている。仕組みは単純で、便槽の中におがくずを詰め込んであり、攪拌することで排泄された糞尿をオガクズの中に住み込んでいる好気性のバクテリアが分解し、最終的には土と水のみが生成されるものである。


乾式+集合処理

汲み取り式:日本で使われてきた落下式便所の一つ。汲み取り式便所はピットラトリンとは異なり、し尿の処理は便所とは別の場所で行う[10]


湿式の処理方式(水洗式便所)

水洗式便所は水勢により汚物を洗浄して衛生的に処分するための機能を持っている。水洗式便器は、水道管を便器の給水口に接続して、流水により便器内の排泄物を洗浄する。トイレのうち注水式水洗トイレ(2?3リットルの水を使用)や水流式水洗トイレは湿式、それ以外の方式は乾式に分類される[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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