日本には森羅万象に神や魂が宿るという考え方から、多くのものや事柄に対し「畏怖や畏敬の念を抱く」という考え方があり、またそれは、物に対する感謝や、物を大事にする・大事に使う・大事に利用する(食する)という考えにつながり、様々なものを依り代として祀ってきた。
付喪神とは、長く使われた物に、霊が宿ったものをさす。道具は、杓子、柄杓、のようなものから唐傘や硯、井戸など生活に係わる全般におよぶ。詳細は「付喪神」を参照
人の作った塚には、様々な生き物や道具などに憑いた神が、荒ぶる神にならぬよう、幸をもたらしてくれるようにと祀った碑としての塚(古墳は除くが信仰の対象となっているものもある)がある。具体的な例としては、人形塚
・包丁塚・道具塚などの人工物を祭るものや、鯨塚や魚塚といった生き物、または、戦乱や災害や不幸や事件で無くなった人やその遺品を収める、蒙古塚・首塚・刀塚、ヨリマシを埋めたものであるらしい「頼政塚」、鵺塚等がある。
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