客家系台湾人の父と[5]、日本人の母親との間に横浜市で生まれる[3][1]。外国人登録証上の本籍地は中国広東省鎮平村(祖先の出身地、現梅州市官坪村)[1][6]。范文雀は従姉(父の姉の子)にあたる[3]。客家人の祖父が戦前に妻子とともに台湾(桃園市)から日本に移民し、神戸で紅茶や果物の輸出入業を始め、戦後は金融や新聞事業なども手掛け、日本初の客家団体「客家公会」を立ち上げた[1]。両親は池袋で歌謡喫茶「パラダイス」を経営後、横浜西口駅近くでバーや焼き鳥屋を営んでいたが、父親は若くして亡くなった[1]。
神奈川学園高等学校後の1976年にオンシアター自由劇場に入団した[3]。自由劇場時代の代表作は『上海バンスキング』のリリー役。
オンシアター自由劇場を退団後[7]、1985年に大谷亮介らと東京壱組を旗揚げし[3]、1996年の解散まで14公演を公演[8]。その後は活躍の場をテレビや映画に移す。
2006年3月に2歳年下のNHKの美術スタッフと結婚した[3][9]。
2008年度・2009年度には2年連続で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。
2009年2月23日(日本時間)、ハリウッドにあるコダック・シアターで開催された第81回アカデミー賞授賞式で、『おくりびと』が日本映画で初めて外国語映画賞を受賞し、余も渡米して授賞式に出席した[10]。
出演
映画
ちょうちん(1987年) - みち 役
さらば愛しき人よ(1987年) - 立松みち 役
噛む女