ゴミが少ないのは昔からの日本の「伝統」ではない[3]。現在の日本においてゴミが少ないのは、第二次世界大戦後のさまざまな取り組みによるもので「伝統」ではない、という指摘がある[3]。
日本人が温厚というイメージも現代になってからであり、近世までは些細なことから喧嘩に発展することがあるため、非武士階層であっても喧嘩や護身のために帯刀することから、携帯性の優れた打刀の主な用途は日常の護身用という見解がある[17][18]。また昭和前期にも日本人は短気というイメージがあったことが指摘されている[19]。
家族観「家制度」および「家族制度#日本の家族制度」も参照
戦後日本は「伝統的家族」が壊れ、家族の絆が弱まって家庭の教育力が低下した、といった意見が見られることがあるが、実際には、日本で教育のノウハウ等が登場したのは1910年頃で、富裕層や役人・知識人ら新中間層が家庭教育に注力し始めたものの、一般庶民には普及しておらず、子供は「放任」が一般的だった[6][20]。
「家族の絆が弱まった」「家族が崩壊しつつある」と言われることがあるが、実際には、1958年の政府の調査では「一番大切なもの」として「家族」を挙げていたのはわずか12%である一方、2013年の調査では44%にまで上昇している[6]。
「3世代の大家族は昔は日本のどこでも見られた」と言われることがあるが、1920年の調査で核家族が全世帯の54%にのぼり、3世代以上の同居家族は31%にすぎなかった。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}地方によってはむしろ複数夫婦の同居はタブーだった[要検証 – ノート][6]。