伝奇小説
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注・出典^ 現代日本では伝奇風の小説などを伝奇小説、伝奇ロマン、伝奇時代小説などと呼ぶことが多い。また、書籍販売広告の惹句となっている。
^ 前野直彬 訳『中国古典文学大系 24 六朝・唐・宋小説選』訳者解説、p.478、平凡社、1968年。ISBN 978-4582312249
^ 戴孚 (中国語版)(たいふ)『戴氏廣異記序』:冒頭に「予欲觀天人之際變化之兆吉凶之源聖有不知神有不測其有干元氣汨五行聖人所以示怪力亂神禮樂刑政著明聖道以糾之故許氏之説天文垂象蓋以示人也説文示字如今文不字儒有不本其意云子不語此大破格言非觀象設教之本也」とある。この序は、もと『広異記』についていたが、現在では独立した文章として扱われ、文苑英華に収録されている。(卷七百三十七 7首目)
^ 太平広記 卷二百三十一 器玩二 王度 に収録、末尾に出異聞集 と記する。日本語訳ではないが、陳舜臣 の解説を含むリライト集 『ものがたり唐代伝奇』(朝日新聞出版 1983年 ISBN 978-4022602527中公文庫 ち3-45 2008年 ISBN 978-4-12-205081-5 )に収録されている。
^ 『遊仙窟』(ゆうせんくつ)は中国では失われて、日本にのみ伝わった作品。前野直彬は、この小説は構成も文体も、六朝の志怪とも唐代小説の本流ともちがっており、当時ほかにも類似作品があったが、次第に飽きられ中国では伝わらなくなったのではないか、と書いている。
^ 『補江総白猿伝』、ほこうそうはくえんでん、江総 作 『白猿伝』を補筆したと称するが、初唐の作品ではなく後世の仮託らしいとされている。日本語訳は、唐宋伝奇集 上『1 白いサルの妖怪―補江総白猿伝』 今村与志雄 訳1988年 岩波文庫 ISBN 978-4003203811、p.11-19 と 六朝・唐・宋小説選 前野直彬 訳 『江総「白猿伝」補説』 平凡社 中国古典文学大系 24 ISBN 978-4582312256 p.155-158 がある。
^ 陳玄祐、ちんげんゆう、姓名以外は不明。
^ ?防、しょうぼう、(792?835年?)、字は子微(しび)、義興(現在の宜興市)出身。
^ 陳鴻、ちんこう、生没年不詳。8世紀末から9世紀にかけての人物、歴史家。
^ 離魂記、作者不明、明・清の刊本は陳玄祐とするが出所不明。『太平広記 三五八 神魂一 に『王宙』と題し、末尾に 出離魂記 とする。日本語訳は、唐宋伝奇集 上『2 倩娘の魂―離魂記』 今村与志雄 訳1988年 岩波文庫 ISBN 978-4003203811、p.20-24 と 六朝・唐・宋小説選 八 『魂のぬけ出た話』 前野直彬 訳 1968年 平凡社 中国古典文学大系 24 ISBN 978-4582312249、p.158-159 がある。
^ 許堯佐(きょぎょうさ)、生没年出身地等不詳。
^ 柳氏伝、『太平広記』巻四八五 雑伝奇二 に『柳氏傳許堯佐?』と題し収録。日本語訳は、唐代伝奇集 第1 『6柳氏の物語』前野直彬 訳 1963年 平凡社 東洋文庫 2 p.53-60
^ 姓名以外不詳、生卒は一説に766-820年。
^ 柳毅伝、『太平広記』巻四一九 龍二 に『柳毅』と題し、末尾に出異聞集とする。 (宋) 曾慥(かいぞう)の『類説』卷二十八 では『洞庭靈姻傳』とする。日本語訳は、唐宋伝奇集 上『5 竜王の娘―柳毅』 今村与志雄 訳1988年 岩波文庫 ISBN 978-4003203811、p.54-81 と 六朝・唐・宋小説選 一四 『柳毅の物語』 前野直彬 訳 1968年 平凡社 中国古典文学大系 24 ISBN 978-4582312249、p.240-251 がある。
^ 李章武伝(りしょうぶでん)、『太平広記』巻三四〇 鬼二十五 に『李章武』と題し、末尾に出李景亮為作傳とする。日本語訳は、唐代伝奇集 第1 『7 李章武の物語』前野直彬 訳 1963年 平凡社 東洋文庫 2 p.61-70
^ 『長恨歌伝』は、『太平広記』所収のものと『文苑英華』所収のものがあり、前者は『長恨伝』と題されており、末尾に『長恨歌』を付している。日本語訳はそれぞれ、唐宋伝奇集 上『11 長恨歌物語―長恨歌伝』 今村与志雄 訳1988年 岩波文庫 ISBN 978-4003203811 、p.158-177 と 六朝・唐・宋小説選 一九 『久遠の恋の物語』 前野直彬 訳 1968年 平凡社 中国古典文学大系 24 ISBN 978-4582312249、p.275-279 がある。
^ 『李娃伝』、りあでん、795年?。日本語訳は、唐宋伝奇集 上『9 鳴珂曲の美女―李娃伝』 今村与志雄 訳1988年 岩波文庫 ISBN 978-4003203811、p.129-151 。六朝・唐・宋小説選 一七 『李娃の物語』 前野直彬 訳 1968年 平凡社 中国古典文学大系 24 ISBN 978-4582312249、p.263-272 。初出 1959年 平凡社 中国古典文学全集 06 p.180- 。
^ 『鶯鶯伝』、おうおうでん、 元? (げんしん、779-831年)撰 とされる。803/804年?。明代以後の刊本では『会真記』(かいしんき)と題されている。日本語訳は、唐宋伝奇集 上『12 鶯鶯との夜―鶯鶯伝』 今村与志雄 訳 1988年 岩波文庫 ISBN 978-4003203811、p.178-200 と 六朝・唐・宋小説選 二〇 『鶯鶯の物語』 前野直彬 訳 1968年 平凡社 中国古典文学大系 24 ISBN 978-4582312249、p.280-290 。初出 1959年 平凡社 中国古典文学全集 06 p.193- がある。
^ 『霍小玉伝』『李娃伝』『鶯鶯伝』等をいう。
^ 唐書 巻五十九 志第四十九 藝文三 に、「裴?伝奇三巻高駢従事」とあるが、『伝奇三巻』は残存せず、『太平広記』に「出傳奇」と記され収録される24編等が残存する。後世『裴?伝奇(中国語版)』とも呼ばれる。2018年の書籍、劉瑛『教?讀唐代傳奇:裴?傳奇』台湾 ISBN 9789869618601 は31篇を収録している。
^ 皇甫枚、こうほばい、生没年不詳、唐末の文学者。
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