大学生が抱くサラリーマンのイメージは、「スーツとネクタイで忙しく残業をしている男が、残業で疲れ、忙しく、愚痴を言っている」 姿を中心に、「汗をかいて頭を下げながら仕事をしている」姿、「車内で疲れきった様子で集団に埋没している」姿、「女性を含めて笑顔で挨拶をしている」姿などで、感情評価としては 「大変そう」 「つらそう」 といった同情や哀れみの感情が多く、「なりたくない姿」 「つまらない」 あるいは 「汚い」 といった軽蔑感情が示されている[22]。 サラリーマンを辞めて、サラリーマン以外の違う仕事(起業する・資格を取り専門職になる・実質的な生産業に従事する・創作活動に転向するなど、個人事業主が多い)に就くことを脱サラ(だつサラ・だっサラ)という。ただ一般に「望む職業に就く」ものであるとされているため、「リストラされてやむなく家業を継いだ」や「勤めていた会社が倒産・廃業し、その顧客を引き継ぐ形で新たに自分の会社を起業した」といった受動的な理由によるものや無目的な転職に関しては、通常はこの範疇に含まれない(ただし、病気やリストラをきっかけにしてサラリーマン以外に職を求めることを含む場合もある)。また結婚して専業主婦または主夫になる事は、脱サラ扱いされない。 脱サラ事例としては、個人事業主が多く、以下のような事例がある。 一方で、脱サラ起業(特に飲食関連)は失敗例も多く[23][24][25]、サラリーマン時代との評価や信用度の違いに苦しむ場合も少なくない[26][27]。
脱サラ
起業により経営者になること(SOHOによるウェブデザイナー・通信販売業・コンサルティング業・学習塾など)
農業や漁業などの一次産業(農業だけでは食べられず、兼業農家となることもある)
伝統産業などの職人になること
著作家・漫画家・写真家・イラストレーターなどへの転向
飲食店や個人経営商店の開業(フランチャイズなども含む)
フィクション
サラリーマンを冠した作品
前田一『サラリマン物語』昭和3年、東洋経済出版部。
サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ
周防正行『サラリーマン教室 係長は楽しいな』昭和61年、TBSテレビドラマ。
サラリーマン金太郎
サラリーマンNEO
サラリーマン - オレたちひょうきん族に登場するキャラクター
サラリーマン専科
サラリーマン - ブリーフ&トランクスの曲。詳細はブリトラ依存症#収録曲を参照。
サラリーマンをテーマにした作品
現在・過去が舞台の作品
スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ
課長バカ一代
総務部総務課山口六平太
植田まさしの4コマ漫画作品
のんき君
フリテンくん
かりあげクン
おとぼけ課長
かいしゃいんのメロディー
企業戦士YAMAZAKI
貝社員
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
未来が舞台の作品
逆転イッパツマン - タイムボカンシリーズ
地球防衛企業ダイ・ガード
脚注[脚注の使い方]
出典^ a b 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, デジタル大辞泉,世界大百科事典 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “サラリーマンとは
^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,とっさの日本語便利帳,世界大百科事典 第2版,精選版. “リーマンとは”. コトバンク. 2021年4月11日閲覧。
^ “総務省|統計基準・統計分類|日本標準職業分類(平成21年12月統計基準設定) 分類項目名”. 総務省. 2021年7月14日閲覧。