単式ホーム・島式ホーム複合型の2面3線を有する地上駅。互いのホームは中央部分に位置する跨線橋で連絡している。他の駅とは異なり、3番線側に改札口がある。
社員配置駅で、みどりの窓口、話せる券売機[2]を設置している。駅舎は開業時のものを手直しして利用しており、外観は白壁、こげ茶色の柱、梁を有し、天井は大型枡格天井となっている駅スタンプも設置している[11]。
伊達市は当駅の西側にある老朽化した階段式人道橋の架け替えに伴い、当駅ホームへの連絡通路を兼ねた歩行者用の陸橋(自由通路)を建設することを北海道旅客鉄道(JR北海道)に提案[12]。JR側もこれを承諾して2015年(平成27年)11月に着工し、2018年(平成30年)3月28日に開通した。駅舎がある山下地区と海側の西浜地区を結ぶ市道であり、長さ40.4 m、幅3 mの跨線橋となっている。従来の陸橋より駅寄りにあり、駅舎がある山下地区に北棟、海側の西浜地区に南棟を配置し、自転車と一緒に搭乗可能なエレベーターをそれぞれ1基ずつ設置している。また、高齢住民が津波などの一時避難場所として使用することを想定しており、防犯カメラも設置している[10]。
ホーム連絡通路は長さ26.8 m、幅2 m。南北のホームにエレベーターを設置することで駅のバリアフリー化を実現した。北棟のエレベーターはホーム連絡通路との共用で、一般歩行者と列車乗降客が交互に使う方式を北海道内で初めて採用しており、ホーム連絡通路と自由通路の2方向に扉が開く仕組みになっている[10]。 駅舎側より記載。 番線路線方向行先 (出典:JR北海道:駅の情報検索
のりば
3■室蘭本線下り東室蘭・札幌方面
2・1上り長万部・函館方面
3番(旧1番)のりば長万部方先端部(駅舎横)に残る切欠きホームの跡(旧0番のりば)が胆振線の名残である[13]。旧胆振線の一部の線路、機関庫は保線車両の留置線の一部に転用されている。
かつては島式ホームの外側(海側)に貨物用などの多数の側線(1983年度(昭和58年)時点で6本[6])、長万部方に延びる1本の専用線、また駅舎側にも岩見沢方から分岐し駅舎側ホーム南側部分に存在する切欠きホームへと至る2本の貨物側線[6]を有した。これらは1993年(平成5年)時点で上記保線車両留置線及び安全側線を除き撤去されている。 「伊達市統計書」によると、2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員は958人であった[14]。 近年の推移は下記の通りである。 年度1日平均 伊達市中心部への玄関口であり、伊達漁港、イオン伊達店、伊達市役所、伊達赤十字病院、伊達赤十字看護専門学校、総合公園だて歴史の杜、北海道伊達開来高等学校などの最寄駅になっている。
改札口(2017年9月)
ホーム(2018年10月)
跨線橋内(2017年9月)
自由通路外観(2018年10月)
自由通路内(2018年10月)
駅名標(2017年9月)
利用状況
乗降人員出典
1981年(昭和56年)2,027[6]
:
1992年(平成04年)2,810[13]
:
2009年(平成21年)1,360[15]
2010年(平成22年)1,360
2011年(平成23年)1,340
2012年(平成24年)1,322
2013年(平成25年)1,160
2014年(平成26年)1,146
2015年(平成27年)1,029[16]
2016年(平成28年)1,020
2017年(平成29年)981
駅周辺
伊達警察署駅前交番
伊達駅前郵便局
ビジネスホテルキャッスル
ウロコ山下店
ステーションホテルサンガ
バス路線発着路線については道南バス#洞爺・倶知安・伊達地区参照