伊東静雄
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1953年(昭和28年)3月12日、肺結核のため大阪府河内長野市の国立病院長野分院(現:国立病院機構大阪南医療センター)で死去[4]。死後まもなく「反響以後」が刊行された。戒名は文林院静光詩仙居士。

忌日に近い3月末の日曜日には、菜の花忌として顕彰。諫早市の伊東静雄顕彰委員会によって、現代詩を賞する伊東静雄賞が設けられている。
作品
詩集


『わがひとに与ふる哀歌』(杉田屋印刷所、コギト発行所、1935年)

復刻版、
日本図書センター 2000年2月、竹林館 2003年、学研プラス 2019年。


『夏花』(1940年・北村透谷賞受賞)

『春のいそぎ』(1943年)

『反響』(1947年)、復刻 竹林館 2005年

関連文献
著作


『伊東静雄全集』(全1巻)、
桑原武夫富士正晴小高根二郎編、人文書院 1961年、増補改訂版1966年『定本版 伊東静雄全集』人文書院(全1巻)、1971年、新版1989年[5]

『伊東静雄詩集』岩波文庫 杉本秀太郎編、初版1988年

『伊東静雄詩集』思潮社 現代詩文庫、初版1980年

『伊東静雄詩集』桑原武夫・富士正晴編、新潮文庫 復刊1994年

『伊東静雄詩集』林富士馬編、旺文社文庫 / 新装版〈小沢クラシックス・日本詩人選18〉小沢書店、1997年


『作家の自伝69 伊東静雄 詩集わがひとに与ふる哀歌/京都』久米依子編、<シリーズ・人間図書館>日本図書センター、1998年

『近代浪漫派文庫35 蓮田善明/伊東静雄』新学社[6]、2005年

『伊東静雄 青春書簡 詩人への序奏』[7]大塚梓・田中俊廣 編、本多企画、1997年

『伊東静雄日記 詩へのかどで』思潮社、2010年[8]

伝記

『伊東静雄研究』 富士正晴編、
思潮社、1971年

『現代詩読本 伊東静雄』思潮社、1979年、新装版1983年

小高根二郎『詩人 伊東静雄』新潮選書、1971年

小高根二郎『詩人、その生涯と運命 書簡と作品から見た伊東静雄』新潮社 1965年 / 国文社 1976年、復刻:日本図書センター「近代作家研究叢書」、1990年

林富士馬・富士正晴『苛烈な夢 伊東静雄の詩の世界と生涯』社会思想社現代教養文庫」、1972年

小川和佑『伊東静雄 孤高の抒情詩人』講談社現代新書、1980年

杉本秀太郎『伊東静雄』<近代日本詩人選18>筑摩書房、1985年 / 講談社文芸文庫、2009年『杉本秀太郎文粋5 幻城』筑摩書房、1996年 に収録。

研究評伝

小川和佑『伊東静雄論』五月書房 1973年

小川和佑『伊東静雄論考』叢文社 1983年

田中俊廣『痛き夢の行方 伊東静雄論』日本図書センター 2003年

山本皓造『伊東静雄と大阪・京都』「ソフィア叢書5」竹林館 2002年

永藤武『伊東静雄論・中原中也論』おうふう 2002年

米倉巌『伊東静雄 憂情の美学』 審美社 1985年

三宅武治『伊東静雄 その人生と詩』花神社 1982年

野村聡『伊東静雄』審美社 1996年

城戸朱理『詩人の夏 西脇順三郎と伊東静雄』矢立出版 1994年

高橋渡『雑誌コギトと伊東静雄』双文社出版 1992年

溝口章『伊東静雄―詠唱の詩碑』土曜美術社出版販売 1998年

青木由弥子『伊東静雄 戦時下の抒情』土曜美術社出版販売 2023年

脚注[脚注の使い方]^下村氏ノーベル化学賞受賞 長崎新聞 2008年10月10日閲覧
^ 萩原朔太郎が編んだ『昭和詩鈔』(冨山房百科文庫、復刻1977年)にも収録された。
^ 三島は十代後半に、生涯一度だけ大阪で会っている。1942年(昭和17年)の三島宛の葉書では「これからも沢山書いて、新しき星になつて下さい、それを信じて待ちます」と三島を励まし作品を評価している。しかし、戦後公開された日記の中では、三島のことを「俗人」「三島から手紙。面白くない。背伸びした無理な文章」などの酷評が残されている。また伊東が三島を「吹けば飛ぶような小才子」と評したとの証言も明らかにされた。三島は『新潮』1966年11月号に「伊東静雄の詩 わが詩歌」で「あの人は一個の小人物だつた。それでゐて、飛び切りの詩人だつた」と述べ、三島に与えられた「俗人」という評価に抗しつつ、その世俗に汚れなかった繊細な魂と詩を哀悼、賞賛し、全集推薦の辞でも「伊東静雄氏は私のもつとも敬愛する詩人であり、客観的に見ても、一流中の一流だと思ふ」と述べている。
^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)35頁
^ 第7刷が最終。刊行後に判明した追補資料が別刷りで添付されている
^ 収録作品は、伊東静雄詩集(わがひとに与ふる哀歌/夏花/春のいそぎ/反響抄/反響以後/拾遺詩篇より)と、日記抄。
^ 16歳から23歳までの書簡133通と資料解説
^ 近年発見され、高校時代より大学国文科をへて中学校教員になるまでの日記5冊分を、編者による詳細な注釈を付け完全収録。編者の柊和典・吉田仙太郎・上野武彦3名は、伊東が住吉中学校(旧制)の教員時の生徒。

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