仲川や上司からのパワハラで精神的苦痛を受けて退職を余儀なくされたとして、元市職員の男性が400万円の損害賠償などを市に求め、2023年1月19日付で奈良地方裁判所に提訴した。
訴状によると、男性は秘書広報課で勤務していた2022年4月以降、仲川から床に書類を投げられたり、他の職員の前で叱責されたりしたほか、上司からも机を蹴られるなどしたとしている。男性は不眠などの症状が出たため人事課に異動を求めたが、「病休を取るか転職を」と返答され、同年秋ごろに自主退職したという[22]。
2024年3月8日に奈良地裁で和解が成立した。和解条項によると、市は上司の言動の一部に不適切なものがあったと認め、謝罪する内容。原告側は、市長からパワハラを受けたとする請求を放棄するとしている[23]。
脚注^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、311頁。
^ ⇒“空回り藤原節 精彩欠く 奈良市会で「不出馬」報告”. 奈良新聞. (2009年3月11日). ⇒http://www.nara-np.co.jp/n_soc/090311/soc090311a.shtml 2015年3月2日閲覧。
^ ⇒“奈良市長選 「風」のった青年、「小泉チルドレン」破る”. 朝日新聞. (2009年7月12日). ⇒http://www.asahi.com/politics/update/0712/OSK200907120070.html 2009年7月12日閲覧。
^ ⇒“民主推薦仲川氏が初当選 = 奈良市長選”. 奈良日日新聞. (2009年7月12日). ⇒http://www.naranichi.co.jp/20090712ne3598.html 2015年3月2日閲覧。
^ ⇒“選挙:奈良市長選 仲川市長、再選出馬を正式表明 「改革逆戻りさせない」/奈良”. 毎日新聞. (2013年3月6日). ⇒http://senkyo.mainichi.jp/news/20130306ddlk29010539000c.html 2015年3月2日閲覧。
^ “奈良市長選告示…現新、過去最多の7人が届け出”