北アメリカのインディアン(ネイティブ・アメリカン)の多くの部族では、仮面には呪術的な強い力=霊力があると考えられており、シャーマン(=医者)が仮面を被って病気の治癒を祈祷する「仮面治療」(=医療)が一般的に行われていた(いる)。そもそも、病気と言う物は、「魂の抜けた状態」と考えられており、「悪霊の仕業」か「悪い呪術師の呪い」によって起こると考えられていたからである。また、儀式で病気を治す仮面の呪術団(仮面団)が存在し、病気を治してもらった者は、仮面団に加わり、治療の手伝いをする義務があった。 「デスマスク」、「ライフマスク」の項を参照のこと。
著名なマスク
日本面 - 伎楽面、能面、おかめ、ひょっとこ、狐面
ツタンカーメンのマスク(世界で最も知られた芸術作品・デスマスクの一つ)
ネイティブ・アメリカン・マスク
ガイ・フォークス・マスク - 映画『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005年)以降、アノニマスなどに見られるように、ガイ・フォークスの仮面はある種の抵抗運動のシンボルとなっている。節「影響」を参照。
博物館
Museo Nacional de la Mascara(英語版
Second Face: Museum of Cultural Masks