ザックが変身するアーマードライダー。命名はザック自身による。
駆紋戒斗 / 仮面ライダーバロンがチームバロンを脱退する際、ユグドラシル・コーポレーションの施設から奪ってきた量産型戦極ドライバーとクルミロックシードをザックに託したことで変身可能となった[212]。以後はインベスやオーバーロードから沢芽市を守るために戦い、仮面ライダーバロンの相棒として活躍することが多かった[212]。戒斗がロード・バロンへと変貌し、現在の世界の駆逐に動き出したときも追従したが、実はそれは演技であり、裏では戒斗を阻止しようと動いていた。しかし暗殺計画は湊耀子が自らを犠牲として食い止めたため失敗。第45話でバロンに直接挑むものの、ドライバーとロックシードを破壊されて変身不能となった[212]。
『鎧武外伝』の『ナックル編』では、ネオ・バロンのアーマードライダーに対抗するために、呉島光実から量産型戦極ドライバーとクルミロックシードを託されたことで再び変身が可能になった[212]。 新世代アーマードライダー、または次世代アーマードライダー[221]は第12話以降に登場する、戦極凌馬が新たに開発したゲネシスドライバーとエナジーロックシードを使用して変身するアーマードライダー。 多人数ライダー作品『鎧武/ガイム』における「2号ライダー」にあたる存在である[57]。 デザインや造形には以下に挙げる共通コンセプトがある。
テレビシリーズへの登場は中盤からだが、デザイン自体は仮面ライダー黒影と同時期に描かれた[213]。アンダースーツ ライドウェア[214]の形状も黒影と共通である[213]。1970年代の石ノ森章太郎作品のヒーローをイメージしたキャラクターで[213][215]、「垂れ目の仮面ライダー」という要望に基づき描かれたが、実際に登場するかどうかは未確定であった[195]。変身者も決まっておらず、「仮面ライダー黒影の上位アームズ」や「黒影トルーパーの中隊長」などの案が検討されていたが、最終的に「もうひとりくらいビートライダーズから仮面ライダーを出そう」という意見が採用された[216]。
ナックルは量産型戦極ドライバーを使用しているためライダーインジケーターはブランク[217]となっているが、ナックルの横顔が描かれたフェイスプレートのデザイン画は存在している[195][50]。
アームズ
クルミアームズ
クルミロックシードを使用して変身する基本形態。装着時の音声は「クルミアームズ!ミスター・ナックルマン!」[212]。アームズウェポンクルミボンバーを駆使した強力パンチで戦う[212]。全身の厚い装甲は防御力が高い[218]。
スイカアームズ
バロンから借り受けたスイカロックシードを使用して変身する重装備形態。ヨロイモード時は両手にスイカを模したグローブが装着される[219]。
バロン スイカアームズで特撮班が独自に新武器の槍を登場させた結果、事後処理が発生したので、ナックル スイカアームズの新要素はエフェクト程度に抑えられている[155]。
アームズウェポン
クルミボンバー[注釈 39]
手甲型アームズウェポン。ロックシードのエネルギーをパワーに変換するボンバーコアの働きで、装着者のパンチ力を大幅に増強する[211]。両手を覆っているため、ロックシードの換装時には取り外す必要がある[220]。
必殺技
必殺キック
クルミスカッシュでクルミ状のエネルギーをまとい、跳び蹴りを叩き込む[219]。
必殺パンチ
クルミスカッシュとクルミオーレで発動。全身をクルミ状のエネルギーで包んでパンチを放つ[219]。またはエネルギーを帯びたクルミボンバーでパンチを放つ[219]。
光弾
クルミオーレで発動。パンチの動作に合わせ、クルミボンバーからクルミ状のエネルギー弾を打ち出して攻撃する[219]。
エネルギー波
クルミスパーキングで巨大なクルミ状のエネルギー弾を2発放つ[219]。
テレビシリーズ以外の作品に登場する仮面ライダーナックル
ジンバーマロンアームズ
量産型戦極ドライバーに取り付けたゲネシスコアにマロンエナジーロックシードを装填して変身する強化形態。詳細は鎧武外伝#仮面ライダーナックル ジンバーマロンアームズを参照。
新世代アーマードライダー
弓を共通武器としているため、胸当てを意識した左右非対称の形状になっており[57]、肩の装甲は片側だけについている[222]。
目がマスクの輪郭からはみ出ており、また先端がとがっている[222]。