本作品より、それまで使用されてきたパナソニックの「VARICAM」に代わり、アーノルド&リヒターの最大120コマのハイスピード対応型フルHDカメラ「ALEXA」を全編のメインカメラとして導入[3]。以降『仮面ライダードライブ』まで使用された。
『仮面ライダーW』以降、平成仮面ライダーシリーズ作品は9月初旬開始 - 翌年8月末終了という放送スタイルを取っていたが、本作品では次作『仮面ライダー鎧武/ガイム』を10月初旬開始のスケジュールに変更する都合上、放送期間を9月末まで延長している。そのため、平成仮面ライダーシリーズでは最多の放送回となっている[2]。またテレビシリーズは第51話でそれまでのストーリーに一区切りをつけ、第52話・第53話は『仮面ライダークウガ』から前作『フォーゼ』までの主役仮面ライダーや敵怪人が集結するストーリーとなっており、『仮面ライダーディケイド』の門矢士 / 仮面ライダーディケイドや、声のみではあるものの『仮面ライダー電王』の仮面ライダー電王 ソードフォーム(モモタロス)もオリジナルのキャストで出演する。この特別編では、放送開始に先がけて『鎧武/ガイム』の葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武も特別出演している。
放送形態に関しては従来のシリーズと同じく二話完結型の構成となっているが、本作品では幾つか一話完結のエピソードが挿入されている。これに関してパイロット監督の中澤祥次郎は「第1話を一話完結で見せて第2話への視聴意欲を芽生えさせようとした」、「きだ(つよし)さんと宇都宮(孝明)さんの間で『二話完結に拘らなくてもいい』という認識もあった」と語っている[4]。
本作品で脚本を担当したきだつよしによると、東日本大震災後の日本へのエールも込めて「今を受け入れ前に進む」ということをテーマにしているという[5]。 この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください
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ある日、新米刑事・大門凛子は出動先で見たことのない化け物に遭遇する。拳銃も効かず、なす術もなく追い詰められる凛子たちの前に、バイクに乗った一人の青年・操真 晴人(そうま はると)が飛び込んでくる。晴人は自らを「魔法使い」と名乗ると、炎を纏った戦士へと姿を変え、銀の銃弾と銀の刃を手に化け物と戦い始める。
晴人は半年前の日蝕の日、とある海岸で人知れず行われた謎の儀式・サバトで生き残ったことで仮面ライダーウィザードへと変身する資格を得ており、恐るべき化け物・ファントムと戦う日々を送っていた。ファントムはゲートと呼ばれる魔力を持った人間が絶望することで生み出され、死亡したゲートに成り代わって日常に紛れ込み、新たなゲートへの襲撃を繰り返していた。晴人は絶望の淵に追い込まれるゲートたちを「俺が最後の希望だ」と励まし、彼らを守り続ける。
晴人へ魔法使いの力を与えた白い魔法使いと、記憶を失くした少女・コヨミの正体とは。さらに、見え隠れする怪人・ワイズマンの影。やがて、希望と絶望を巡る戦いは激化していく。
登場人物
魔法使い(仮面ライダー)
操真 晴人(そうま はると) / 仮面ライダーウィザード