仮面ライダー×仮面ライダー_W&ディケイド_MOVIE大戦2010
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

関連書籍によると『W』テレビシリーズの第12話と第13話の間に起きた事件であるとされる[3]。テレビシリーズ第13・14話の劇中ラジオ番組『園咲若菜のヒーリングプリンセス』にて“骸骨男”や“死人が蘇る”などの本作品の事件に関連する話題が挙がるが、その時点ではすでに解決済みの事件のためフィリップも興味を示さない。

『ディケイド』のエピソードは『仮面ライダーディケイド 完結編』と題され、ディケイドの「本当の終わり」となるテレビシリーズ最終話の後日譚が描かれる[4]。『ディケイド』のテレビシリーズ最終話などで流れた公開決定当初の予告編は、劇場版クランクイン前に初期の脚本を基に劇場版告知用に撮られたイメージ映像であり、この予告編にあった場面は決定稿となる劇場版本編には存在しない[5][注釈 4]。同様にはテレビシリーズ最終話から時間が経過している設定となっており、終盤の展開におけるディケイドと紅渡と剣崎一真を中心としたライダーたちとの闘いも本作品では特に触れられていないが、2010年5月の関東ローカルの再放送では、再編集された「最終話【特別編】」が公開され、終盤の展開が大きく異なり『ディケイド 完結編』によりスムーズに繋がるラストに変更された。また、ディレクターズカット版では冒頭の「これまでの仮面ライダーディケイドは…」のナレーション自体が省かれている[注釈 5]

そして最終エピソードは『MOVIE大戦2010』と題され、ディケイドとスーパーショッカーの最終決戦にWが参戦し、Wとディケイドが『オールライダー対大ショッカー』と同様に共演する。栄次郎が死神博士になった記憶があったり、ユウスケが変身するクウガ ライジングアルティメットが再登場し、『MOVIE大戦2010』ではディケイドとWが『オールライダー対大ショッカー』での対面を覚えているなど同作を踏まえた設定や要素も反映されている。
ストーリー・章
『仮面ライダーディケイド 完結編』

紅渡により自分の本来の使命を宣告され、遂に世界の破壊者であることを受け入れてしまった門矢士 / 仮面ライダーディケイドは、「ライダー大戦」を勃発させた後、姿を消した。

光夏海の悲痛な叫びも空しく、士はディケイドに変身して多くの仮面ライダーたちを次々と倒していく。そしてディケイドは、小野寺ユウスケが変身した仮面ライダークウガ アルティメットフォーム(ダークアイVer.)を激戦の末に倒し、その使命を完遂する。全てのライダーを倒した士の前に姿を現したのは、彼を止めるという決意を固め、仮面ライダーキバーラとなって士との戦いに臨む夏海だった。

そんな戦いの最中、ゾル大佐として力を得た鳴滝は、光栄次郎をスーパー死神博士として蘇らせ、大ショッカーの残党と共に新たなる組織スーパーショッカーを結成。世界征服達成の切り札となる“神を越える力”のネオ生命体の誕生を目論んでいた。
『仮面ライダーW ビギンズナイト』

クリスマスイブの日、左翔太郎 / 仮面ライダーWら鳴海探偵事務所の面々は、有名歌手の睦月安紗美から「亡き姉を見つけ出してほしい」という奇妙な依頼を受ける。

翔太郎と相棒のフィリップ / 仮面ライダーWは調査を進めるうちに、風都で密かに発生している怪奇現象「死人還り」が原因と知る。2人の前に不慮の死を遂げたはずの鳴海荘吉が現れる。荘吉は仮面ライダースカルに変身し、Wに襲い掛かる。戦闘中、フィリップは鳴海亜樹子に荘吉の死を明かしてしまう。さらにその死に対して負い目のある翔太郎は、荘吉が変身したスカルに手も足も出せず、Wはスカルに惨敗する。

このことによって鳴海探偵事務所の足並みが崩れてしまい、探偵業を辞めるべきかと苦悩する翔太郎はフィリップと共にある場所におもむく。そこはWが誕生した「ビギンズナイト」の場所であった。
『MOVIE大戦2010』

逃走したダミー・ドーパントを追いかけていたWはいつの間にかスーパーショッカーと戦うディケイドの世界へと迷い込んでしまう。

ディケイドとW、運命と正面から向かい合った2人の仮面ライダーが再び出会った時、遂に最終決戦の幕が上がる。
登場人物

ここでは本作品オリジナルの登場人物、オリジナル要素の多いドラスについて記述する。『仮面ライダーW』の登場人物については「仮面ライダーWの登場キャラクター」を参照『仮面ライダーディケイド』の登場人物については「仮面ライダーディケイド#登場人物」を参照門矢士 / 仮面ライダーディケイドについては「仮面ライダーディケイド (キャラクター)」を参照海東大樹 / 仮面ライダーディエンドについては「仮面ライダーディエンド」を参照紅渡については「仮面ライダーキバの登場キャラクター」を参照『仮面ライダー電王』の登場人物については「仮面ライダー電王の登場キャラクター」を参照
『仮面ライダーディケイド 完結編』の主な登場人物

諸元タックル
身長160 cm
[6]
体重49 kg[6]
パンチ力1 t[6]
キック力3 t[6]
ジャンプ力ひと跳び10 m[6]
走力100 mを8秒[6]

岬 ユリコ(みさき ユリコ)[注釈 6][7] / 電波人間タックル[8]
士と行動を共にする、天真爛漫な女性戦士[注釈 7]。本来は仮面ライダーと同様の改造人間でありながら、全ての世界を敵に回した士の唯一の心の支えとなろうとする。原典では仮面ライダーストロンガーのパートナー[注釈 8]だが、本作品では自分の“居場所”を探し求めている。しかし、実際は下記の蜂女の攻撃によって既に亡くなっており、魂が実体化した存在となっていた。夏海に襲い掛かった蜂女との再戦で、ウルトラサイクロン[8]を発動させて痛手を負わせるが、自身は力を使い果たしてしまったため夏海に「居場所ができた[7]」と告げて消滅した。
『仮面ライダーW ビギンズナイト』の主な登場人物
鳴海 荘吉(なるみ そうきち) / 仮面ライダースカル
亜樹子の父で鳴海探偵事務所の初代所長。一人称は「俺」。本編では名前と後姿のみの登場だったが、テレビシリーズ第31話に顔写真とビギンズナイトの回想シーン(本作品の映像の流用)が登場した。翔太郎の探偵の師匠で、彼から「おやっさん」と呼ばれ慕われており、翔太郎が探偵としてのみならず人間として強く憧れる存在であった。生身でもドーパントと対等に渡り合えるほど戦闘能力が高く、本作品にてミュージアムの戦闘員数人、『オーズ&ダブル feat.スカル』の『スカル メッセージforダブル』にてマスカレイド・ドーパント数体やスパイダー・ドーパントと素手で互角に戦っている。幼馴染の文音(シュラウド)から託されたロストドライバーとスカルメモリを使用して仮面ライダースカルとなっていたが、「ガイアメモリを仕事で使用しない」ことをポリシーとしているためにビギンズナイト当日まで翔太郎もミュージアムもその事実は知らなかったのか、彼の変身を目の当たりにして一同が衝撃を受けていた描写がある。この時に見たスカルの戦闘や決め台詞は、後に仮面ライダーとなった翔太郎とフィリップにも色濃く受け継がれている。荘吉の「依頼人の身の安全を第一に考え、依頼人には決して火の粉が降りかからないようにする」という信条は、現在の翔太郎だけでなくフィリップにも影響を与え、Wの行動原理となっている。荘吉とは直接会うことがなかった竜も、テレビシリーズ第31話において荘吉の話と写真を見た際に「会ってみたかった」と呟いている。ビギンズナイトでシュラウドの依頼でガイアタワーからフィリップを救出したが銃撃を受け、フィリップを翔太郎に託して力尽きた。力尽きた直後に突如現れたタブー・ドーパントの攻撃で開いた穴に遺体が落ちてしまったことから、遺体は未だ見つかっていない[注釈 9]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:301 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef