これは明治以降の憲政史上初めてであり[注 2]、202年ぶり[注 3] となる天皇の譲位に伴う改元[6]である。また、徳仁の即位礼正殿の儀が同年10月22日に行われた。
政府は2019年限定で一連の儀式が行われる日を祝日とする法案を提出し、2018年(平成30年)12月8日、参議院で可決、成立した。祝日法の規定により、2019年のゴールデンウィークは4月27日から5月6日まで10連休になった[7]。また2019年は、改元が行われた5月1日午前0時を挟んで、平成(平成31年)と令和(令和元年)の2つの元号にまたがる年である。
元号に、「令」の漢字が使われる事は初である[8]。またラ行で始まる日本の元号としては暦応(リャクオウ、レキオウ)以来で680年ぶり、「レイ」の音が先頭にくる元号としては奈良時代初めの霊亀(レイキ)以来の2例目で1300年ぶりである[注 4]。一方で「和」の漢字が使われるのは昭和以来で平成を間に挟み、30年ぶりで和銅以来の20例目となる[9]。
「令和(れいわ)」の典拠は「万葉集」の巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文(「梅花の歌三十二首并せて序」、詳細は「#典拠」を参照)である[10][11]。確認される限りにおいて初めて漢籍ではなく日本の古典(国書)から選定された[10]。なお、「れいわ」の発音については「元号法はあくまで元号の漢字とふりがな表記のみ定めるものであり、アクセントについては決まっていない」ため、特に定められていない[12][13][14]。
略年表
2019年(平成31年/令和元年)
5月1日 - 明仁天皇(平成の天皇/現・上皇)が退位し、徳仁親王が即位。 この日から元号が平成から令和へと改元された。
7月18日 - 京都アニメーション放火殺人事件が発生。
日本でラグビーワールドカップを開催。
7月21日執行の第25回参議院議員通常選挙の結果、れいわ新選組(所属する障碍保有者初の国会議員が誕生) ・NHKから国民を守る党(当時)などの諸派が新たに政党要件に加わり国政政党になった。
10月1日から消費税が10%に増税され、同時に軽減税率(8%)が導入された。
2020年(令和2年)