代永翼
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後に賢プロダクションの先輩になる結城比呂も名前を意識していたが、専門学校時代に講義を聞いた時は感動していたという[10]。その時は「声にコンプレックスがあったのか」、「声優になるまでにどんな道を歩まれていたのか」といったことに興味があったが、後者については当初から声優志望の人物もいれば、劇団での活動から声優業に幅を広げた人物もおり、他にも様々なルートがあり、それを知るのが面白く、将来について具体的に考えることにも繋がった[10]

専門学校 東京メディアアカデミーの声優ボーカル科(現:専門学校 東京声優・国際アカデミーの声優養成科)[11]を卒業後、賢プロダクション付属の声優養成所スクールデュオに6期生として入所[12][13]。その後、事務所預かりになった賢プロ3年目にデビューした[13]

当初は漠然と他の事務所のオーディションを受けようと志望しており、「自分と近い声質の男性声優が多数所属しており、売り出すノウハウがありそうな事務所」が二つあったため、「どちらかに入れたらいいな」と思っていた[10][13]。偶々最初に受けたのが賢プロのオーディションで、担当だった賢プロのマネージャーが、「女の子寄りの、特徴的な声をしてるね」とコメントをしてくれたのを聞いて、個性をしっかり見てくれている気がしていたという[10][13]。当時はオーディションのその日に合否がわかり、実際に所属するかどうかを決める必要があり悩んだが、講師とも相談して、「自分の声が望まれるならこのチャンスに賭けてみよう」、「個性を認めた上で、そこに商品としての価値を見出してくれたのであれば、自分のやりたいことをやらせてくれるのかもしれない」と考えて、志望していた事務所を受けずに、賢プロに所属した[10][13]。 

養成所時代は「自分の声質ならやはり少年役が向いているだろう」と思っていたが、養成所のレッスンで与えられていた役は、結構声が低い役が多かった[13]。「どう自分をアピールしていいのか」と悩み、声質によっては、できにくい役はあったという[13]
デビュー後

2006年、OVACLUSTER EDGE Secret Episode』生徒役で声優デビュー。

2007年、『機神大戦ギガンティック・フォーミュラ』州倭慎吾役・『おおきく振りかぶって』三橋廉役でアニメ初主役[10][13]

2008年、第2回声優アワード新人男優賞受賞[14]

2011年4月、江口拓也木村良平の3人で音楽ユニット「Trignal」を結成[15]

2012年12月12日、「Trignal」としてKiramuneよりミニアルバム『PARTY』でCDデビュー[16]

2015年5月4日、自身のTwitterで同じ事務所所属の声優・西墻由香結婚したことを発表した[5]

2018年7月18日、自身のTwitterにて第1子誕生を発表した[17]

2019年11月18日、所属事務所および自身のTwitterより、発声障害の治療のため一部活動を制限することが発表された[18][19]
人物

役柄としては中性的な役、少年役を演じることが多い[6][20]

岡林史泰、妻でもある西墻由香と共に「玄希弾」というユニットを組んでいる[21]
趣味・嗜好

特技は水泳。趣味は料理ヴァンガードカラオケ[2]

漫画が好き。小学生の頃は姉が『なかよし』や『りぼん』を購読していたことから、『美少女戦士セーラームーン』、『赤ずきんチャチャ』、『ナースエンジェルりりかSOS』、『魔法騎士レイアース』といった少女漫画を読んでいた。また、少年漫画では姉の影響で『週刊少年サンデー』を読んでおり、特に『うしおととら』が好きだったという。藤田和日郎作品では『からくりサーカス』、『月光条例』も読んでいた。学校の図書室に手塚治虫先生の漫画が置いてあり、『どろろ』、『七色いんこ』、『ブラック・ジャック』は全部図書室で借りて読んでいた。特に『どろろ』は繰り返し読んだ覚えがあり、未完結であることから、次はどういう妖怪と戦うんだろうとか、続きを想像する楽しみがあったという。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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