今川泰宏
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それまでテレビシリーズのガンダム作品の監督を務めていた富野がサンライズ経営陣に「ガンダムをやるならプロレスをやるように」と言って今川を推薦し[21][22]、サンライズ側も「どうせ路線変更するならパワフルな演出で」と、準備中の『天空のエスカフローネ』の監督に内定していた今川に監督が決定した[23]。当初はガンダムファンから反発を受けたものの、これまで同様の派手で仰々しい今川演出が評価され人気作となった[24][25]

1998年には『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』の監督及びシリーズ構成を務めると告知された[26]が、『月刊ニュータイプ』誌の1998年8月号で降板が伝えられ[27]、実際の本編での記載はない。また、『世界最後の日』の関連コミック『真ゲッターロボ!! 異聞 Try to Remember』(作画:松本久志)には脚本として関わっている。
2000年代以降

ロボットアニメーションを初めとした濃い作品を中心に手がけていた今川にとっては珍しいジャンルとなるラブコメディ作品『七人のナナ』(2002年)の監督を務める。男性キャラクターが作中の多くを占める今川作品にして、今回は女性キャラクターが中心となっており、水樹奈々を初めとした、当時デビューして間もない若手女性声優などが多く起用された。その後、第一線で活躍するようになった者も少なくない。同時に今川作品の常連となっている声優も、随所にキャスティングされた。

鉄人28号』(2004年)を制作、従来の自分の持ち味を全面に押し出し、インパクト十分な表現とマニアックなこだわりに満ちた作品に仕上げた。結局オファー通り監督となり、それを実現させた。

『鉄人28号』以降、脚本家としてよくパルムスタジオ製作のアニメーションに携わっている。監督として腕を振るうより脚本家として活躍する機会が増え、それらの作品では今川がよく起用する声優がキャスティングされているのも特徴である。2007年には『鉄人28号』の劇場版『鉄人28号 白昼の残月』の監督を務めた。本作品は今川が初めて手がける映画作品である。

真マジンガー 衝撃! Z編 on television』でバンダイビジュアル作品へ久々に回帰。『鉄人28号』以来5年振りのロボットアニメ作品のテレビシリーズ監督を務めた。原作のマジンガーZに限らず、永井豪作品から多くのキャラクターを引用するという、ジャイアントロボでも行ったスターシステムを扱った作劇がなされた。その後、桜多吾作の作品からも一部登場させるなど、引用は幅広いものとなっていった。『真マジンガー 衝撃! Z編』のデザイナーコラムでは、野中剛により「ゲッターロボGもブラックオックスも、今川カントクの手にかかれば瞬時に大量産化が可能です」という『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』第1話の内容を指すような発言がなされている[28]
作風・傾向.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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巨大ロボット相手に立ち回る超人が登場することが特徴的であり、時には巨大ロボットを圧倒し、破壊に至ることもある[29]。場合によってはロボットアニメーションでありながら、物語の都合上(強大な力を持つ故に封印、敵の策を読んで、あえて本拠地を守るために出撃を許可しない、など)主役のロボットが戦闘を一切行わず、出撃までの道のりに時間を割くこともある。超人達が登場する場合は、逆にその活躍に比重が置かれる回も存在する。これに関連して、「罪と罰」というテーマもよく用いられる。特にこれはGガンダムの劇中BGMタイトル、鉄人28号の最終話のサブタイトル、ジャイアントロボエピソード6の副題など、直接的に使用されている。

「罪と罰」以外にも、「親子」のテーマや主要人物の心情に焦点を当てて、葛藤を描写することが多い。

原作を下地に置かず自身で構成した独自の脚本においては、『鉄人28号』の敷島博士、『ジャイアントロボ』の呉学人の台詞など、科学者や知識人のキャラクターの長台詞には、「そう!」と後文を強調する文句や、「たしかに?ですが」「まさか」「そんな」などのもったいぶった台詞が多用される。そして、その受けは大抵「まあいい…」と更に結論を先送りにするもので、ドラマを引っ張ることが多い。

『ミスター味っ子』でのオーバーな演出はギャグと取られがちだが、今川本人はギャグのつもりはなく真面目だったとスタッフのワタナベシンイチが語っている。ある回のあまりの馬鹿馬鹿しさにワタナベが喜んで面白がっていると、「真面目にやってんだよ」と今川に怒られたという[30]

トレッキーでもあるため『スタートレック』の吹き替え声優を多く起用している。
人物

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