一部のゲームではセルを除き、気、必殺技に必要なエネルギーを自分で回復することができない設定になっている。これは人造人間だけでなく、メタルクウラなどの完全な機械タイプのキャラクターも該当している。
上記の人造人間の他に、レッドリボン軍のロボットとしてメタリック軍曹が登場している。マッスルタワー3階の番人で、サングラスをかけた大柄な男であり、乾電池を動力源としている。人間と同じ容姿をしているがロボット扱いとされ、人造人間としては扱われていない。
オオイシナホの漫画『ドラゴンボールSD』では、ドクター・ゲロが人造人間になる前の18号を勧誘しようとする場面[注 14]や、ドクター・ゲロが17号や18号の制作構想をホワイト将軍に話す場面がある。 人造人間編では連載中に試行錯誤が見られた。当初は19号と20号のみを登場させる予定だったが、すでに担当編集を外れていた鳥嶋和彦が鳥山の家に電話をかけてきて「やっと敵が出てきたとおもったらジジイとデブじゃないですか」と文句を言われ、仕方なく17号と18号をデザイン。しかし、鳥嶋が再び家に電話をかけてきて「なんだ今度はガキですか」と再び文句を言われ、当初は登場する予定すらなかったセルが登場することになった。 最初のセルも鳥山自身は結構気に入っていたが、当時の担当者である近藤裕から「かっこ悪いですよ。もちろん変身しますよね」と言われ、仕方なく第2形態に変身させている。その第2形態も鳥山の中では結構気に入っていて、本当はもっと活躍させる予定だったが、ふたたび担当者の近藤に「今度のやつ馬鹿みたいじゃないですか。はやく完全体にしましょう」と酷評された。そのため、馬鹿と言われたら変えるしかないということになり近藤好みの容姿をした完全体が登場することとなった[29]。 この方針変更によって、当初トランクスが危機を知らせに来た際の台詞では19号、20号と呼称されていた人造人間は、トランクスが再登場した際には17号、18号となっている。 アニメ『Z』および『ドラゴンボール改』のトランクスの台詞では19号と20号の名前は挙がらず、「2人組」とだけ呼ばれている。
作劇方針の変容
テーマソング
WARNING OF DANGER…警告…
歌:石原慎一 / 作詞:岩室先子 / 作曲:清岡千穂 / 編曲:山本健司
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 19号はベジータに腕をもぎ取られた際に恐怖に怯えて逃げ出し(直後にベジータの「ビッグ・バン・アタック」で破壊)、17号は大幅に力を増したセル(第1形態)の攻撃に悶絶している。
^ アニメ『ドラゴンボール超』第109話「悟空に迫る最強の敵! 今こそ放て!必殺の元気玉!!」では、17号と18号のエネルギーも元気玉に集めた。
^ 漫画版『超』ではブルマが「もともと人間だったのを細胞レベルで超人に改造しただけなので人間よ」と説明している[15]。
^ アニメ『ドラゴンボール』第42話のサブタイトルでは「8ちゃん」と表記されている。
^ さらにアニメ版では脱出後にマッスルタワーを素手で破壊している。
^ いわゆるサイボーグ。
^ ムラサキ曹長本人は登場していない。
^ 作中でもいたずらに動植物を破壊することはなかった17号と18号に対し「お前たちはいい奴だ」と称賛し、セルが17号を吸収して第2形態になった際は近くにいた天津飯に逃げるよう促し、恩を受けたクリリンに対しては開口一番に感謝の言葉を述べ、セルがセルゲームの会場を吹っ飛ばした際もミスター・サタンたちを避難させている。
^ セルという共通の敵に対し、悟空から握手を求められても拒否する態度を取ったため、「暗いヤツ」と呆れられた
^ メインストーリー「さらなる脅威!未知の人造人間たち!」クリアで開放。
^ 大半のゲーム作品でもそのまま「ロケットパンチ」名義だがゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では「ヘルズインパクト」名義になっている。
^ なお、アニメでは爆弾の存在を危険視すると同時に16号の人柄を見たブリーフ博士の進言で取り除いたと語っている。
^ セルには「もっとも、爆弾ごときでこのわたしが死んだとも思えんがね」と吐き捨てられた。
^ なお、このときの勧誘は悟空の活躍で失敗している。
出典^ 鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!! 人造人間・セル編PART1」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編 1巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年4月9日、223頁。ISBN 978-4-08-880101-8。
^ Vジャンプ編集部編「ドラゴンボールの世界 種族」『ドラゴンボール超全集 4』集英社、2013年5月14日、45頁。ISBN 978-4-08-782499-5。
^ 渡辺彰則編「科学&超科学の章」『ドラゴンボール大全集 (4)』集英社、1995年10月9日、159-161頁。ISBN 4-08-782754-2。