京阪京津線
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山科駅


1.5
5.2*
OT31 京阪山科駅


地下鉄: 東西線


5.4*山科駅前 -1921




四宮車庫


2.1
5.8*
OT32 四宮駅


京都府京都市滋賀県大津市


?緑ヶ丘運動場前


 (臨)1931


3.4
7.1*
OT33 追分駅 1979-


7.3*追分駅 -1979




国鉄:東海道本線旧線


5.0
8.6*
OT34 大谷駅


逢坂山トンネル


9.6*(仮停留場) 1912




9.7*上関寺駅 -1971




6.7
10.3*
OT35 上栄町駅


10.5*札ノ辻駅 -1946


11.0*浜大津駅 (1) -1946[* 1]


 OT  石山坂本線


7.5
11.1*
OT12 びわ湖浜大津駅 (3) 1981-[* 1]


11.2*浜大津駅 (2) 1946-1981[* 1]


←国鉄:大津線


江若鉄道


大津港琵琶湖航路




京津三条駅 - 御陵駅の廃止区間の各駅は
特記なければ1997年廃止

軌道の併用・専用の別は廃止時または現状
^ a b c 開業期間は京津線の駅。
石山坂本線は当初より現在地


京津線(けいしんせん)は、京都府京都市山科区御陵駅から滋賀県大津市びわ湖浜大津駅までを結ぶ京阪電気鉄道軌道路線である。石山坂本線と合わせて大津線と総称される。
概要

起点の御陵駅から、逢坂山を越えて琵琶湖の近くにあるびわ湖浜大津駅までを結ぶ路線である。御陵駅から先は京都市営地下鉄東西線直通運転しており、太秦天神川駅まで乗り入れているほか、終点のびわ湖浜大津駅では石山坂本線と接続している。これにより、京都市内中心部と大津市内を結ぶ都市間輸送の役割を果たしている。全線に渡ってJR東海道本線琵琶湖線)と並行しており、石山坂本線とあわせてJR琵琶湖線・湖西線のフィーダーとしての役割も担っている。

京津線は正式な起点を御陵駅としているが、列車運行および旅客案内ではびわ湖浜大津駅から御陵駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとされている[注釈 1]四宮駅 - 上栄町駅間ではほとんどが国道1号に沿って走っている。御陵駅から逢坂山を越える大谷駅 - 上栄町駅間には61勾配区間があり[2]、上栄町駅 - びわ湖浜大津駅間のほとんどは路面電車のように道路上を走行する併用軌道となっている。びわ湖浜大津駅では接続する石山坂本線とホーム・線路を共用している。全区間が軌道法の適用を受けている。軌道運転規則では列車長が30m以下と定められているが、京津線では4両編成の電車(1両あたり16.5m)が併用軌道区間を走ることが特例として認可されている。

このように、地下鉄、勾配区間、併用軌道区間を直通運転しているのは日本では京津線のみである[3]

かつては御陵駅より西にも併用軌道を交えた区間があり、京阪本線と接続する三条駅(のちに同線から分離して京津三条駅と改称)を起点として三条駅 - 浜大津駅間を結んでいた。また、蹴上駅付近では碓氷峠並みの66.7‰の急勾配[2]を越えていた。1997年10月12日の地下鉄東西線開業および乗り入れ開始に伴い、御陵駅以西は廃止された。なお、地下鉄東西線のうち2009年3月まで京都高速鉄道が保有していた三条京阪駅 - 御陵駅間については、京阪は第二種鉄道事業免許[注釈 2]を取得せず、通常の乗り入れという形式を取った。この判断が後述のような運賃の割高さを生み出す要因となった。

国道1号と並行する急勾配区間(2007年3月8日、大谷駅)

一部の曲線区間にはスプリンクラーが設置され、走行時のフランジ音を緩和している
(2016年1月1日、大谷駅 - 上栄町駅間)

併用軌道区間を走る800系(2007年3月8日、上栄町駅 - 浜大津駅〈現在のびわ湖浜大津駅〉)

以前は毎年10月に行われる大津祭で、併用軌道上で800系と曳山との併走が見られたが、現在は安全上の理由から曳山巡行の時間帯のみ運転が見合わせられている(2009年10月11日、上栄町駅 - 浜大津駅間)

京津線ではPiTaPaICOCAなどの全国相互利用交通系ICカードが利用できる(スルッとKANSAIも2018年1月31日まで利用可能であった)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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