京都府警察
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当該の女性は、違法な情報収集をされたとして、京都地方裁判所での公判無罪を訴えたが、同地裁は同年12月2日に、「羞恥心を覚えさせたのは事実だが、違法とまでは言えない」として、女性に対し懲役1年6ヵ月の刑を言い渡した[28]

2010年

2010年(平成22年)6月 - 城陽警察署で当時警務課長を務めていた男性警部が、
窃盗容疑で逮捕した男性被疑者について、勝手に保護観察処分に切り替えて釈放の上、虚偽内容の報告書を作成するよう指示していたことが、翌2011年2月に発覚。府警は、この警部と、報告書作成に関わった署員らを書類送検[29]

2010年(平成22年)8月 - 管内の16の警察署で95事件の証拠品481点、3署で18事件に関する捜査書類を紛失していた事が判明。同府警は65人を口頭での厳重注意に。2009年に伏見警察署で、証拠品の大量紛失があったことを受け、同府警が管内全署を調査していた[30]

2010年(平成22年)9月 - 下鴨警察署の地域課に勤める巡査部長の長期に及ぶ傷害事件・ドメスティック・バイオレンスが発覚。さらに、右京警察署は、妻から同署に出されていた被害届を、当該の巡査部長が勤める下鴨署に即日中に横流しした。このため、妻が、巡査部長とその親族から、被害届を取り下げるよう迫られる二次被害を受けた。妻は両署に対し「危険に曝される」などとして抗議した[31][32][33]。当該の巡査部長は、依願退職後に傷害罪で書類送検された[34]が、被害者である妻が、京都府を相手取り、損害賠償を支払うよう求める訴訟を起こしている[35]

2010年(平成22年)9月24日 - 東山警察署に勤務する50歳代の男性巡査部長が、京都市東山区内の国道1号速度違反を犯し、取締りに当たっていた同署員らに呼び止められたが、その際、同署員らは、当該の巡査部長の違反を揉み消し、交通反則切符も交付していなかったことが、翌2011年2月に発覚した。府警は、当時取締りに当たっていた同署員らについて、犯人隠避の容疑で捜査対象とした[36][37]

2010年(平成22年)11月 - 京都府警察学校で初任科生などが集まって行われた懇親会で、数人の未成年の初任科生が飲酒し、うち1人が急性アルコール中毒症状を起こし、救急搬送されていたことが、翌2011年1月になって発覚。府警は、飲酒していた未成年の初任科生や、同席していた教官を厳重注意としたものの、正式な懲戒処分は見送っており、身内への甘さが批判を受けている[38][39]

2011年

2011年(平成23年)2月 - 業務外で得た
自動車ナンバーなどを知人に漏洩させたとして、北警察署の46歳の男性巡査部長が、地方公務員法違反容疑で書類送検された[40]

2011年(平成23年)4月8日 - 五条警察署の19歳の男性巡査が交通事故を起こした際、事故直後に自分の母親に身代わりを依頼していたことが発覚。府警は犯人隠避教唆容疑でこの巡査を書類送検し、母親についても犯人隠避容疑で書類送検。この巡査は同年5月12日付で依願退職した[41]

2011年(平成23年)11月 - 覚せい剤取締法違反容疑で田辺警察署に逮捕された男について、同署の留置管理係の男性巡査部長が、男が差し入れを受けた雑誌を他の留置人らに回し読みさせた。ところが、男の彼女の名刺が雑誌内に入っていたとして、男は当該の巡査部長に対し「精神的苦痛を受けた」などと因縁をつけて現金を要求するようになり、翌2012年1月9日に巡査部長に、留置場内に現金30万円を郵送させた。この男は2012年3月8日に恐喝容疑で逮捕されたが、府警は、便宜供与をしていたとの理由で、当該の巡査部長の懲戒処分を行った(後述)[42]

2012年

2012年(平成24年)2月 - 舞鶴警察署地域課の男性巡査部長と男性巡査の計2人が、
自転車からを盗む現場を現認した上で、被疑者の少年を捕捉したが、被害者を特定できなかったため、被害者をでっち上げた上で、虚偽の捜査書類を作成したことが明らかになった[43]

2012年(平成24年)2月 - 亀岡警察署の49歳の男性警部補が、出会い系サイトで知り合った女子大生から別れ話を切り出されたことに立腹し、「訴訟を起こす。金を払えば取り下げてやる」などと書かれた電子メールを女子大生に対し送付するなどした。被害者の女子大生はこの警部補に対し、計約数十万円を渡していた模様で、警部補は2013年3月1日に恐喝容疑で大阪府警察に逮捕された[44]

2012年(平成24年)3月27日 - 前述の田辺署の署員による便宜供与事件で、府警は、巡査部長と警部補を停職1ヶ月の懲戒処分とし、上司である元署長や元警務課長も訓戒や減給処分とした[45]

2012年(平成24年)4月 - 京都市祇園で起きた自動車暴走事故当日の夜に警察本部長や交通部長ら府警幹部が署長会議後に開かれた懇親会で飲酒をしていたことが発覚した[46]
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