財政は、2008年(平成20年)7月23日に門川大作市長(当時)が同市の都市経営戦略会議で2011年度の実質赤字比率が推計で27%に達する見通しを発表し、財政再建団体への転落を示唆した[50]。行財政改革により2010年度から黒字が続いたが、2020年、基金が2026年度に払底し2028年度に財政再生団体に指定される財政破綻の恐れがあることを公表した[51]。しかし2022年、税収や国からの地方交付税が大幅に伸びたことから、一般財源の収支均衡を22年ぶりに達成。市長は財政破綻はしないと言明した[52]。
京都市は日本有数の歴史的都市であるにもかかわらず、20世紀末から財政状態の不健全性が指摘されている[53]。固定資産税を徴収できるマンションが少ない、固定資産税がかからない寺社仏閣が多い、納税義務のない学生が多いなどの理由で1人当たりの税収が少ないほか、巨額赤字を抱える京都市営地下鉄東西線などの大規模投資や社会福祉・減災などの市独自施策のため[54][55][56]、将来の借金返済に充てるための公債償還基金を計画外に取り崩して財政運営を行っていたことにより[57]、京都市は深刻な財政難に苦しめられている[58]。ただし市営地下鉄は2015年度から2019年度は黒字となっていた。この財政難のためバス・地下鉄の敬老乗車証制度の見直しなど市民サービスのカットが行われた。
他の自治体との比較では、1人当たりの債務に着目して作成されたランキングで全国の自治体のうち2021年度末にワースト7位とする例などがある[59]。 京都市の公式サイト「 ⇒京都市情報館」の外郭色は紫である。 京都市では慣例により市議会を市会と呼称する。これは大阪、神戸、横浜、名古屋の各市でも同様である。 議員定数は67人である。 会派名議員数所属党派
市長詳細は「京都市長」を参照
現職市長 - 松井孝治(まつい こうじ)
シンボルカラー
議会市内で行われる時代祭には、議長や副議長も歴史的な衣装をまとって参加する(写真は2009年の様子。右から繁隆夫市会議長と安孫子和子市会副議長。肩書はいずれも当時)
市会詳細は「京都市会」を参照
議長(第85代):田中明秀(所属会派:自由民主党京都市会議員団、2021年(令和3年)5月20日就任)
副議長(第91代):吉田孝雄(所属会派:公明党京都市会議員団、2021年(令和3年)5月20日就任)
会派構成
自由民主党京都市会議員団18自由民主党
維新・京都・国民市会議員団18京都維新の会10・京都党5・国民民主党3
日本共産党京都市会議員団14日本共産党