交響三章_(芥川也寸志)
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1949年9月16日に作曲者指揮東京フィルハーモニー交響楽団によりNHKラジオで放送初演された[1]。舞台初演は1950年10月26日尾高尚忠指揮日本交響楽団により日比谷公会堂で行われた。
編成

木管楽器
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2

金管楽器
ホルン4、トランペット2、トロンボーン2

打楽器
ティンパニバスドラムスネアドラム

ピアノ

弦楽器
弦五部
構成

急 - 緩 - 急の構成。各楽章はそれぞれ副題を持つ。
第1楽章 カプリッチョ(Capriccio) Allegro(
= 138)

ファゴットの規則正しい伴奏の上に軽妙な主題がクラリネットで現れる。この主題は楽器を変えながら展開を重ねていく。シンコペーションを用いた別主題も登場するが、低音のリズムはずっと反復されたままである。最後はさりげなく終わる。
第2楽章 ニンネレッラ(子守歌 Ninnerella) Andante( = 76)

三部形式。ファゴットで情感豊かなメロディが奏される。師の伊福部昭の影響を受けた中間部のメロディはオーボエで奏される。
第3楽章 フィナーレ(Finale) Allegro vivace( = 160)

全合奏による導入の後、ABACABAというロンド形式に近い展開を見せ、最後は熱狂的に終わる。
脚注^ 放送初演日は完成直後の1948年9月26日とする資料もある(CD Naxos8.555975J解説 片山杜秀 執筆)。

参考文献

ミニチュアスコア(
全音楽譜出版社ISBN 4-11-893603-8

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