世界の疾病負荷(WHO、2019年)[13]順位疾病DALYs
(万)DALYs
(%)DALYs
(10万人当たり)
1新生児疾患20,182.18.02,618
2虚血性心疾患18,084.77.12,346
3脳卒中13,942.95.51,809
4下気道感染症10,565.24.21,371
5下痢性疾患7,931.13.11,029
6交通事故
世界では2019年時点で、10万人あたり平均17.08人が交通事故で死亡している。同年で人口10万人当たりの死亡者数が最も高い国は、ジンバブエ(約41.22人)であり、次いでベネズエラ(約39.02人)、リベリア(約38.90人)であり、多くのアフリカ諸国が高い傾向にある。逆に最も低い国はアンティグア・バーブーダが0人であり、次いでミクロネシア連邦(約0.20人)、モルディブ(約1.63人)であり、多くのヨーロッパ諸国は低い傾向にある[14]。
また、日本の場合は約3.60人であり、低い方から数えて12番目であると同時に、アジアの中でモルディブ・シンガポールに次いで3番目に低い国である[14]。逆にタイ王国は約32.21人を記録しており、アジアの中で、危険率が高く[14][15][注釈 2]、特に年末年始や旧正月(ソンクラーン)の時期は交通量も多く死亡事故が頻発し、災害防止軽減局の発表より、2023年4月10日から同年4月16日までの7日間で、2,008件の事故が多発し、2,005人が負傷し、236人が死亡した[16]。日本の場合、2023年の5月11日?5月20日の10日間に交通事故が1日平均で795件(10日で 7,949件)発生し、負傷者が1日平均948人(10日で9,478人)出ており、56人が死亡し、ソンクラーン休暇期間外であるが、死者数は日本の方が少なかった[17]。また、2021年4月8日は、日本において死亡者数が0であった[18]。
そして、総務省統計局が発行している「2022年版世界の統計」によれば、すべての国でなく45か国・地域のデータに限定されるが、2017年時点で人身事故発生件数(人口10万人当たり)ワースト3はアメリカ684件(2016年の数値)、オーストラリア425.1件、韓国420.3件と自動車交通の普及している国で占められていたが、韓国は、アメリカ・オーストリアと比べて普及台数に対しての発生件数が多かった。[19][20](1,000人当たり自動車数は、韓国が436台に対して、アメリカは811台、オーストラリアは729台)[21]一方、交通事故発生後30日以内の死者数(同)は南アフリカ25.1人、マレーシア21.3人、イラン20.0人であり、医療事情の影響がうかがえる。