亡命政府
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ネーデルラント連邦共和国(en) - 1795年、フランス革命軍の侵攻により本土を占領される。1814年まで政府は存続し、ナポレオン体制の崩壊後ネーデルラント連合王国へ発展解消。

ポルトガル・ブラジル及びアルガルヴェ連合王国ポルトガル王国ブラガンサ王朝)政府は1808年のナポレオン戦争によって政府をリスボンからブラジルリオ・デ・ジャネイロに遷した。これはリスボンからリオ・デ・ジャネイロへの遷都であるとされたが、実質的には亡命政権の樹立であった。1815年にはブラジルとの同君連合、「ポルトガル・ブラジル及びアルガルヴェ連合王国」を樹立した。1822年に国王ジョアン6世がリスボンに帰還、1825年のブラジル帝国独立に伴い同君連合解消。

自由ベトナム臨時政府 - 1995年、旧ベトナム共和国関係者により結成。本拠地はアメリカ合衆国。(グエン・カーン死亡以降活動実態無し)

日本併合地域

大韓民国臨時政府 - 1919年、独立運動組織により結成。1948年に建国された現在の大韓民国政府は、大韓民国臨時政府の正統性を主張しており、憲法の前文で「大韓民国は三・一運動により建てられた大韓民国臨時政府の法統を受け継ぐ」と規定している。ただし臨時政府を承認した国家はなく、国際的に正式な亡命政府とは認められなかった。このため大韓民国政府は国際的には大韓民国臨時政府の承継国とは見なされていない。

ロシア内戦後の亡命政府

ウクライナ人民共和国亡命政府

グルジア民主共和国亡命政府(en)

スペイン内戦後の亡命政府

スペイン共和国 (en)  - スペイン内戦で敗退した共和国政府がメキシコに亡命。1975年フランシスコ・フランコ総統の死去による民主化の流れで、1977年に祖国で行われた自由選挙を承認し消滅。

ジャナラリター・デ・カタルーニャ - スペイン内戦での共和国敗退によりカタルーニャ州の伝統的な自治機構がフランスに亡命。1977年に復帰。

第二次世界大戦
東欧


チェコスロバキア亡命政府 - 第二次世界大戦勃発後の1940年、ロンドンに亡命していた元チェコスロバキア大統領エドヴァルド・ベネシュを大統領として結成。戦闘にも参加し、第二次世界大戦後に復帰した。

ポーランド亡命政府 - イギリスに亡命した旧政権首脳部で戦争にも参加したが、戦後ソ連の手によって共産化されたために復帰できず、1990年まで存続した。同年、祖国における レフ・ヴァウェンサ(レフ・ワレサ)政権の成立とともに帰国、「正統性」を同政権に譲渡して消滅。

エストニア亡命政府 - ソビエト連邦のバルト諸国占領により亡命。エストニアが独立した1991年に帰国し解消。

リトアニア解放最高委員会 - ソビエト連邦のバルト諸国占領により亡命。1990年にリトアニアの独立を宣言し解消。

ブルガリア亡命政府 - 1944年にブルガリア王国が枢軸国を離脱したため、ドイツが成立させた政府。1945年に解消。

南欧


ユーゴスラビア王国亡命政府 - 枢軸国によるユーゴスラビア侵攻により成立。大戦中は連合国側としてヨシップ・ブロズ・チトー率いるユーゴスラビア民主連邦が国王の帰国を拒否したために亡命を継続。2001年にユーゴスラビア王国及びセルビア王国の王位継承権を主張しているアレクサンダル2世カラジョルジェヴィチら旧王室一家はベオグラードに帰還した。

西欧


オランダ王国亡命政府 - 戦後復帰

自由フランス - 1940年ヴィシー政権を認めない亡命軍人シャルル・ド・ゴールにより結成。戦争の推移によりフランス海外領土を徐々に傘下に置き、政府に準じた立場を主張。ただし連合国からも亡命政府とは認められておらず、交戦団体に過ぎなかった。1944年4月にはフランス共和国臨時政府が設立され、8月には帰国してフランス第4共和国の母体となる。

ベルギー亡命政府 (第二次世界大戦) - 戦後復帰。

フランス政府委員会(fr)- 1944年ナチス・ドイツの保護下において、ジグマリンゲンで設立されたヴィシー政権の閣僚が入閣した亡命政府。1945年4月に崩壊。

北欧


ノルウェー王国亡命政府 - 戦後復帰

アジア


自由インド仮政府 - 1943年、反英独立運動組織により日本支配地域に結成。一時期実効支配をした地域あり。1945年に解体。

フィリピン・コモンウェルス - 1943年の独立を目指して設立されたが、日本軍の侵攻(フィリピンの戦い (1941-1942年))によりアメリカに亡命。第二次世界大戦後に帰国し独立

戦後

台湾共和国臨時政府 - 1955年、独立運動組織により結成。1977年に瓦解。

国外アンゴラ革命政府(Revolutionary Government of Angola in Exile)-1962年にアンゴラ民族解放戦線の指導者ホールデン・ロベルトによって結成された政府。ポルトガルからの独立運動とその後のアンゴラ内戦を戦ったが、1992年にアンゴラ人民共和国との和平が成立し解消。

クウェート亡命政府 - 1990年イラク軍の侵攻にともない旧政府関係者が結成。1991年湾岸戦争後、短期間で現状に復帰。

ビルマ連邦国民連合政府 - 1990年軍事政権である国家法秩序回復評議会(後の国家平和発展評議会、SPDC)に対抗する民主活動家によりアメリカで結成。2011年のSPDC解散とそれ以降の民主化にともない2012年に解散した。

ソマリア - 1992年のバーレ政権崩壊を経て、2000年に正統暫定政府がジブチ共和国の首都ジブチ市に樹立(2003年に崩壊)。2005年、周辺7カ国で構成される政府間開発機構の仲介によりこの暫定政府を発展継承する形で新たな暫定連邦政府がケニアナイロビで発足し、バイドアを拠点とした国内統治回復運動を開始。
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