国際水路機関 (IHO) の定義は以下の通りである[22]。
南西:ティエラ・デル・フエゴ -(チリのホーン岬に沿う子午線 (67°16'W))- 南極大陸、マゼラン海峡の入り口に当たるティエラ・デル・フエゴのヴァージネス岬
2000年、IHOは大西洋の南限を南緯60度線とし、これより南の海域を南極海とする大洋の再定義を行った。ただしこの新定義はオーストラリアの留保提言などにより、未だ批准されていない[24]。IHO(黒線)とCIA 『ザ・ワールド・ファクトブック』(濃青)[25]基準によるインド洋の領域。 国際水路機関 (IHO) の定義は以下の通りである[22]。
インド洋
北:アラビア海とラッカディブ海南限 - ベンガル湾南限 - 東インド諸島南限 - グレートオーストラリア湾
西:アガラス岬 -(東経20度線)- 南極大陸
東:タスマニア島のサウスイースト岬
南:南極大陸
インド洋についても、IHOは2000年にその南限を南緯60度線とし、これより南の海域を南極海とする大洋の再定義を行った。しかしこれも批准には至っていない[24]。IHO(黒線)とCIA 『ザ・ワールド・ファクトブック』(濃青)[26]基準による太平洋の領域。 国際水路機関 (IHO) の定義は以下の通りである[22]。 国際水路機関 (IHO) の定義は以下の通りである[22]。 南太平洋についても、IHOは2000年にその南限を南緯60度線とし、これより南の海域を南極海とする大洋の再定義を行った。しかしこれも批准には至っていない[24]。CIA『ザ・ワールド・ファクトブック』基準による南氷洋の領域[27]。 南極海は南極大陸を取り囲む水域であり、それは太平洋・大西洋およびインド洋を拡張させた領域と受け取られる場合もある[22]。1937年のIHO『Limits of Oceans and Seas』第2版では「南極大陸周囲の海域」と定義されていたが、1953年の第3版では「(南極海の)北限は季節的な影響もあり、境界を設定しがたい」と述べられて定義の一覧から外され、代わりに南太平洋・南大西洋・インド洋の南限を南極大陸まで広げた[22]。 2000年にIHOはこの問題に関し、海洋調査の結果について聞き取りを行った。これに対し、加盟68か国中28か国から回答があり、海流を重視する海洋学者の意見が反映され、アルゼンチン以外は新しい大洋の定義設定に合意した。名称の選出では、「Southern Ocean」(南氷洋・南大洋)が18票を得て、「Antarctic Ocean」(南極海)を上回った。境界線については、投票の結果陸地で分断されない南緯60度線に半分が賛同し、他の14票のうち南緯50度線が次点、最も北側に設定された南緯35度線も若干の賛同を得た。しかし、『Limits of Oceans and Seas』第4版はオーストラリアが批准を拒否し、公表は見合わされた[24]。このような経緯に関わらず、事実上第4版の結論は多くの組織、学者らや国家に加えIHOさえ用いている[28]。 しかし、国によっては独自の南氷洋の定義を用いている。例えばイギリスは南緯55度線を採用している[22]。オーストラリアの地図製作当局は、南氷洋に自国とニュージーランド南岸までを含む解釈を施している[29]。だがニュージーランドはこの解釈に賛同していない[30]。 大洋は、物理学的および生物学的な諸条件に応じて区分される[31]。大洋のすべての部分である漂泳区分帯 (pelagic zone) は、水深や光の到達度合いによって分割される。有光層 (Photic zone) または表層[32]とは生物が太陽光を感知できる限界までの層を指し[33]、深度100-200mまでの層を指す[34]。ただし、水深100-200mの部分は薄光層 (Dysphotic/Disphotic zone) とも呼ばれ、到達する太陽光は5%未満に過ぎず充分な光合成が難しい[34]。ここよりも深い水深200m以上の無光層 (Aphotic zone) 部分[34]では一部の例外を除き光合成生物が生存できない[35]。 遠洋の有光層は表海水層 (epipelagic) とも呼ばれ、無光層は垂直方向に複数の層へ区分される。中深層 漂泳区分帯は、無光層部分の水体の底辺
北太平洋
南西:赤道 ? 東南アジア諸島北東 - ルソン島
西から北西:フィリピン海および日本海東限 - オホーツク海南東限
北:ベーリング海とアラスカ湾南限
東:アラスカとブリティッシュコロンビア州沿岸諸島の水域西限 - カリフォルニア湾南限
南:ギルバート諸島とガラパゴス諸島を除く赤道
南太平洋
西:タスマニア島のサウスイースト岬 -(東経146度55分線)- 南極大陸
南西および北西:タスマン海の南・東・北西限 -珊瑚海の南東・北東限 - ソロモン海とビスマルク海の東・北限 - 東南アジア諸島からニューギニア島を経て赤道まで
北:ギルバート諸島とガラパゴス諸島を除く赤道
東:ティエラ・デル・フエゴ -(ホーン岬に沿う子午線 (67°16'W))- 南極大陸、マゼラン海峡入り口に当たるヴァージネス岬からエスピリトゥサント岬
南:南極大陸
南極海
区分帯主な大洋の区分