声優業については、「意外と面白いし勉強になるんだなあ」と感じ趣味的に始めたという[9]。そのため、インタビューでは「アテレコの苦しさなんて今まであまり感じたことがないわ。非常に楽しく、緊張感を持って楽しんでいますよ。これで小遣いをもらって悪いなあと思うくらい」と語っていた[9]。
吹き替えでの役作りについては、いつも同じ声や調子で吹き替えることをせず、女優の「いい味」を映画に失礼にならないよう視聴者に聞かせることを心がけている[9]。また「アテる相手の生理状態に入り込んで血の流れまでとはいかなくても、その生理に迫ると、自然と自分の声もリズムも変わってくるんです」と発言していた[9]。 俳優としては、本人の持つイメージから純情な役を演じることが多かった[15][信頼性要検証]。 声優としての人気も高く、ファンレターを見た際は「あら、本人よりもよく知っているわあ。アテレコは陰の作業なのに。姿が見えないから反対に熱烈になるみたいね」と発言している[9]。吹き替えではミレーユ・ダルク、アンジー・ディキンソン、グレース・ケリーなどを持ち役としていた[16]。 アニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』で峰不二子役を演じたことで有名[11]。本人も「特別な作品」としており[17]、アニメの仕事は得意な方ではなかったが、「『ルパン』は無理せず自然に入っていけた」という[18]。2015年には「(不二子は)演技の振り幅が大きくて、コロコロといろんな表情や声、演技を変えて見せなきゃいけない。これが普通にドラマの女優をしていたら経験できないことで、ハジけられてとても楽しかったんですよ」と当時を振り返っている[17]。
エピソード
出演作品
テレビドラマ
テレビ劇場「月と手袋」(1962年、NHK)
松本清張シリーズ・黒の組曲 第35話「破談変異」(1962年、NHK)
夫婦百景(1963年-1966年、NTV)
特別機動捜査隊(1963年-1966年、NET)
日産スター劇場・何処へ(1964年、NTV) - 新子
いまに見ておれ
素浪人 月影兵庫 第1シリーズ 第13話「女は聞いていた」(1966年、NET・東映) - 八重
用心棒シリーズ 俺は用心棒 第12話「暁に染まるころ」(1969年、NET ・東映) - おえん
素浪人 花山大吉 第33話「のっぺらぼうが泣いていた」(1969年、NET・東映) - おとし
暖春 (1969年、TBS・松竹) - 長嶋節子
鬼平犯科帳 第64話「女の一念」(1970年、NET / 東宝) - お伝
わが青春のとき(1970年、NTV)
髪結い八重ちゃん