二日酔いの症状は飲酒翌日の昼ごろまで続くことが一般的で、ほとんどの場合、飲酒翌日中に症状は治まる[20]。
対処「en:Hangover remedies」も参照
酒の大量摂取を避け、おつまみを食べること。就寝前に水分、糖分の補給を行っておくことで、ある程度の予防策となる[21][22]。
肉体的には脱水症状を起こしているため、水分を大量に補給することがまず第一である。さらに肝臓でのアルコール分解には糖分が必要であり、糖分を摂ることも有効となる。水分補給時、ただの水・お湯よりは、スポーツドリンクの方が水分糖分を同時に摂取できるので望ましい。ただし、お茶・コーヒーはカフェインの利尿作用があるため避けた方がよく、胃炎を起こしている場合、胃への刺激となるため、冷たい飲み物は好ましくない。
飲酒によって睡眠の質が低下し、睡眠不足で体調が崩れているため、睡眠をとるのも効果的な対処法である。 現代医学が発達する以前から、二日酔いに対処する民間療法は各地に伝わっている。 解毒、頭痛などを和らげる薬がメインとなる。胃炎を起こしている場合は、適切な胃腸薬の摂取が有効である[22]。
民間療法の例
ラムネ (錠菓)[23] - ブドウ糖による血糖値補充
スポーツドリンク・オレンジジュースなどのジュース・果物 - 血糖値とビタミン補充[1]
シジミの味噌汁
クラムチャウダー
蜂蜜と生姜を溶かした湯
牛乳、ヨーグルト
ケチャップをつけたウズラの卵
大根おろし、ハツカダイコン
ミルクシスル
ウコン
梅干
日本の江戸時代の文献には「懐中汁粉」(餡を最中の中に入れたもので、湯に溶かして即席汁粉にする)などを食べておくと良いといった記述がある。
薬や効果が確認された食品
食品
アスパラガス[24]
ルリジサ(ボリジ)[25]
乾燥酵母[25]
柿 - 漢方薬では酒毒に効くとされていた。吸収抑制、アルコールと分解物の速やかな血中濃度低下が確認された[26]。柿に含まれるタンニンによる効果と考える研究者もいる[27]。
薬
L-システイン - 二日酔い改善・胃液中のアセトアルデヒド濃度を抑制することで胃癌発生率の低下[28][29]。
アセチルシステイン(N-アセチル-L-システイン)
γ-リノレン酸[25]。
トルフェナム酸[30][25]