九月
本名小保内 太紀(おぼない たいき)
生年月日 (1992-09-21) 1992年9月21日(31歳)
国籍日本
出身地 日本・青森県八戸市
身長178cm
言語日本語
方言共通語、関西弁、東北弁
最終学歴京都大学大学院教育学研究科
コンビ名カフカ(2016年 - 2018年)
カフカと知恵の輪
九月(くがつ、1992年〈平成4年〉9月21日 - )は、日本のお笑い芸人、随筆家。 1992年、青森県八戸市出身[1]。幼少期から理系と公務員の多い親族に囲まれ、反動から人文系と芸術に関心を持って育った[2]。青森県立八戸高等学校に進学する。 親に「東大か京大に行けたら何をやってもいい」と言われたことをきっかけに、自由の学風への憧れから京都大学を志望する[3]。土地で学ぶことはその土地の養分を吸うことだと捉え、青森の養分を持つ自分に京都の養分を掛け合わせたいと考えていた[4]。 高校卒業後、一年浪人した後に京都大学教育学部に進学[1]。教育学部を選んだのは、小中高と自分が受けてきた学校教育に疑問を持っていたからだった[2]。大学進学によって自由で奇天烈な人生がスタートすることを期待していたために、入学後、明確にエリートコースを歩もうとしている周囲とのギャップを感じ、「ここにいたら凄い人間になってしまう」と落胆し、大学に行かなくなる時期を経験している[3]。 大学3年時に「勉強自体はしよう」と一念発起し、熱心に勉強を始める[4][5]。大学を卒業後、研究職に就くことを念頭に京都大学大学院教育学研究科へ進学する[1]。現象学、社会学に傾倒し、社会的現実の多元性について研究していた[6]。また、在学中はオルタナティブ教育の事業に関わるなどした[2]。 大学院修士課程在学中の2016年、お笑いコンビ「カフカ」を結成し、関西地方を中心にライブ活動をスタートする。活動のジャンルは音楽や演劇、映画、美術など何でも良かったが、たまたま最初にできたものがお笑いだった[7]。大学院在学中に対人関係で悩むことが増え、現実逃避をするつもりで単独ライブ開催にのめり込んでいった[2]。 大学院生と並行して活動していた時期は、夜8時から朝5時までショーパブに出演し、廃棄弁当に齧り付くような「今どき珍しいくらいの下積み」を経験した[8]。大学院を修士課程の修了によって卒業したとき、「コントの制作と披露以外何もしていない人」になっており、「気が付いたらいつの間にか芸人らしきものに」という形で芸人となった[9]。
略歴