同年4月8日、記者会見し、正式に東京15区の補欠選挙への無所属での立候補を表明した[60]。裏金問題に関する悪評を懸念した乙武は出馬会見で「現時点では私自身から(注・各政党に)推薦依頼を出している事実はない」と発言した[55]。
同年4月9日、小池と選挙協力を進めてきた国民民主党は自民党との相乗りは想定できないと玉木代表が記者会見で発言した[61]。4月11日、乙武は記者団の取材に対し自民党に推薦依頼を出すつもりはないとの考えを示した[62]。4月12日、自民党の小渕優子選対委員長は10日前の茂木の発言を覆し、乙武の推薦を見送るとのコメントを発表した。理由として、乙武本人から推薦要請がないこと、選挙区である江東区の支部から推薦を出さないよう要望が上がっていることなどを挙げた[63]。自民党の推薦見送りを受け、同日、国民民主党は乙武を推薦すると発表した[64]。
同年4月28日に投開票が行われ、5位で落選[65]。
政策・主張
憲法
憲法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[66][67]。
9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[67]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[66]。
憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHK、東京新聞のアンケートで「賛成」と回答[66][68]。
外交・安全保障
敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[66]。同年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[67]。
普天間基地の辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[67]。
非核三原則についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「維持すべき」と回答[66]。
ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[69]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「さらに強めるべきだ」と回答[66]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[67]。
2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[70]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「ある程度増やすべき」と回答[66]。
徴用工訴訟問題や慰安婦問題などをめぐり日韓の対立が続くなか、関係改善についてどう考えるかとの問いに対し、2022年の毎日新聞社のアンケートで「韓国政府がより譲歩すべきだ」と回答[67]。
ジェンダー
選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年のNHK、東京新聞のアンケートで「賛成」と回答[66][71]。
同性婚を可能とする法改正について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[66]。
クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[66]。
その他
アベノミクスについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「評価できず、見直すべきだ」と回答[67]。
「原子力発電への依存度を今後どうするべきか」との問題提起に対し、2022年のNHKのアンケートで「下げるべき」と回答[66]。
国会議員の被選挙権年齢の引き下げについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[67]。
「岸田文雄首相の政権運営をどの程度評価するか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「あまり評価しない」と回答[66]。
「小池百合子都知事の都政運営をどの程度評価するか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「あまり評価しない」と回答[66]。
「新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを結核など2類と同等の現行の対応を維持するべきか、インフルエンザなど5類と同等に緩和するべきか」との問いに対し、2022年の東京新聞のアンケートで「今より緩和すべき」と回答[72]。
著書
『五体不満足』(1998年、講談社)ISBN 4062091542
五体不満足 CD BOOK(1999年、講談社)ISBN 4069340009
五体不満足(絵は武田美穂)(2000年、講談社青い鳥文庫)ISBN 4061485342
五体不満足 完全版(2001年、講談社文庫)ISBN 4062649802
『プレゼント』(画は沢田としき)(2000年、中央法規出版)ISBN 4805819006
『乙武レポート』(2000年、講談社)ISBN 4062101378
『乙武レポート 2003年版』(2003年、講談社)ISBN 4062737396
『ほんね。 Ototake diary 2000?2001』(2001年、講談社)ISBN 4062108674
『W杯戦士×乙武洋匡 フィールド・インタビュー』(2002年、文藝春秋)ISBN 4163583807
『残像』(2002年、ネコ・パブリッシング)ISBN 4873663113
『しごと。 Ototake diary 2001?2003』(2003年、文藝春秋)ISBN 4163655204