中華民国統帥旗(中国語版)は、中華民国総統が全国の陸海空軍を統率する旗である。中華民国統帥旗は、縦横比が3:2で、背景は赤色、中央に旗幅の3分の1の中華民国の国章が配され、更に黄金色の糸穂が描かれている[注 45][109]。当初の名称は、国民政府主席旗や中華民国総統旗であり、1986年の陸海空軍軍旗条例の施行後、現在の名称に変更された[110]。
陸海空軍軍旗条例施行細則の定めるところにより、中華民国統帥旗は、中華民国国旗を右に、中華民国統帥旗を左として、中華民国国旗と共に、総統弁公室の事務机の後ろに掲げられるほか、中華民国総統が軍事部隊の講堂で各種式典を主宰する場合も、演壇の後ろに、中華民国国旗を右に、中華民国統帥旗を左として、中華民国国旗と中華民国統帥旗とが掲げられる。中華民国統帥旗の旗竿は、国旗と同じ長さで、その色は銀白色、上部は金色の矛形である[注 46]。 歴代の総統は、第7期総統選挙までに総統に選出された者について、いずれも中国本土(清)出身の所謂外省人であった[14][66][112][113][114][115][116][117][118]。しかし、第8期総統選挙以降に選出された者は、馬英九を除いて全員が台湾出身の所謂本省人であり[45][48][59]、その中で唯一台湾出身ではない馬についても、中国本土ではなく当時イギリスの統治下にあった香港出身である[119]。このため、1949年以降の中国本土、即ち中華人民共和国出身の総統は1人も存在しない。 憲法や法律上は特に規定は無い。 総統職創設以降、予てより歴代の総統には男性が就任してきたが、第14期総統選挙で蔡英文が当選したことで、初めて女性総統が誕生した[52][120][121][122][123][124][125][126]。 ?介石や?経国は総統在任中の死去[127][128]、李宗仁は在任中の国外逃亡による罷免での事実上の政界引退など[129]、退任後は政治活動を始めとする何らかの社会活動を一切行わない、又は行えない者もいる。 その一方、李登輝は自らも主体となって一政党である台湾団結連盟を結成するなどして台湾に於ける社会運動に影響を与えたり[130]、活動中の政治家の活動を支援したりするなど[131][132]、多数の活動を精力的に行っていた。この他、陳水扁や馬英九は退任後に公金横領や機密漏洩などの容疑で検察に逮捕・起訴されているなど[133][134][135][136]、総統のその後は多岐に亘る。 1947年の中華民国憲法施行後。これ以前の中華民国の元首は国民政府主席一覧を参照。 代総統所属政党期在任期間備考副総統出典
歴代総統の人物
出身
性別
退任後詳細は「#礼遇」を参照
総統の一覧
1 ?介石 中国国民党11948年5月20日 -
1949年1月21日246日党総裁任期満了前に辞任
[注 48]李宗仁[138]
[139]
[14]
[140]
[141]
[142]
?李宗仁 中国国民党1949年1月21日 -
1950年3月1日7000100000000000000?1年 + 39日総統代理
(副総統)
[注 49]任期満了前に逃亡
[注 52](欠員)[14]
[142]
[151]
[152]
[153]
[154]
[155]
[156]
[157]
1?介石 中国国民党1950年3月1日 -
1954年5月20日7001250000000000000?25年 + 35日
(計 25年 + 281日)党総裁
[注 53]李宗仁[138]
[14]
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