中根康浩
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^ 「全市民への現金または商品券の支給」が新型コロナウイルス対策の選挙公約に掲げられたのは2020年5月の小田原市長選挙が最初だった。同年10月の岡崎市長選を経て、現金支給公約を掲げる立候補者が相次いだ。当選者の多くが公約を破棄または下方修正したため、安易な「ばらまき公約」(朝日新聞2020年12月2日社説)が社会問題となった。コロナ感染が鎮静化した2023年11月時点でも現金等の支給公約は続いている。以下はその実例。

投票日自治体候補者公約当落結果
2020年5月17日神奈川県小田原市守屋輝彦全市民10万円の現金給付当破棄
2020年10月18日愛知県岡崎市中根康浩全市民10万円の現金給付当破棄
2020年11月1日愛知県豊山町服部正樹大学院生までの24歳以下1人に3万円の現金給付落
角谷盛夫全町民5万円の現金給付落
2020年11月15日兵庫県丹波市林時彦全市民5万円の現金給付当2万円の商品券を世帯限定で配付する案を議会に提出、否決
2020年11月29日三重県桑名市倉本崇弘全世帯3万円の商品券配布落
2021年4月18日香川県丸亀市松永恭二全市民10万円の現金給付当5万円減額案を議会に提出、議員提案の修正案で3万円に減額
2021年4月25日愛知県名古屋市横井利明全市民2万円の商品券配布落
2021年6月6日愛知県半田市久世孝宏全市民2万円の地域振興券配布当議会で可決
2023年6月11日北海道美唄市桜井恒全市民10万円の現金給付当
2023年11月19日徳島県阿南市岩佐義弘全世帯10万円の現金給付
18歳未満1人3万円の現金給付当

^ 2020年11月9日の臨時会に提案された「資料提出と会期延長を求める緊急動議」は議長も加わり、賛成33で可決。反対した市議は鈴木雅子(日本共産党所属)、中根善明(同)、大原昌幸、三塩菜摘の4人[123]
^ 2020年11月18日に開かれた臨時会で「5万円給付のための補正予算案」と「基金廃止条例案」は反対34で否決。賛成した市議は鈴木雅子、中根善明の2人[130]。ただし鈴木は討論で「市長が『年内』『5万円』『全員』にこだわり続けるとすれば、むしろ市民の声を聞かずに暴走することになる」と補足した[131][132]
^ 2020年11月18日に開かれた臨時会で「月額給与50%カット」「市長退職金廃止」の条例案は反対33で否決。賛成した市議は鈴木雅子、中根善明、大原昌幸の3人[130]。中根は「市長退職金制度に合理的理由がない」と説明。しかし民政クラブから「(制度の良否は)一自治体の長が個人として判断することではなく、全国市長会などで協議すべき事項だ」と反論された[135]
^ 「中根やすひろ岡崎市長をリコールする会」は内田康宏の古株の支援者にチラシ作成を依頼するなど、前市長の陣営への接近も図っている[152][153][154][155]
^ コンベンション施設の建設・運営事業者である特別目的会社(SPC)の「岡崎リバーリンク株式会社」は、日名中町の酒部建設を中心とする会社[177]で、2020年4月に設立された。酒部建設本社と同じ住所に位置する[178]
酒部建設は岡崎市長の内田喜久にワイロを贈ることで、1970年代後半から億単位の公共工事を立て続けに落札。急速に業績を伸ばしていった[179]。特に岡崎市立病院の第二次整備事業(1978-79年度)では、管理棟、病棟改修、駐車場など主な工事をほとんど一人占めし、岡崎の建設業界ビッグ3の一角を担うまでに至った[180][181]。1980年の内田の選挙違反事件で金脈が暴かれると、初代社長の酒部勇二を含む5社の社長が逮捕され、業者1人が書類送検された[182][183][184][185]。倒産した会社もあったが、酒部建設は生き延び、内田の長男の康宏を資金面で援助[186][187]。内田康宏の市長当選後、PFI事業で再び躍進を遂げた。岡崎市福祉の村に新しく建設された「岡崎市こども発達センター」の整備運営事業では特別目的会社「岡崎ウェルフェアサポート株式会社」を設立し、2015年6月に市と契約[188]岡崎市龍北総合運動場の整備事業では特別目的会社「龍北スポーツサポート株式会社」を設立し、2018年3月に市と契約[189]。そして2020年2月、コンベンション施設整備事業の優先交渉権者に選ばれ[190]、同年4月、「岡崎リバーリンク株式会社」を設立した。代表取締役には、内田の資金管理団体「康友会」に毎年多額の献金を行っていた酒部建設代表取締役副社長の澄川弘人[186][191][187][192]が就任した。
^ 内田康宏が市長を務めていた時代の2019年12月4日、畔柳敏彦市議は市議会一般質問で「パートナーシップ制度の導入の時期はすぐそこに来ているのではないか」と提言。これに対し市は「戸籍法に基づく制度ではないため、パートナーを解消した場合も当事者からの申し出がなければ証明書は発行されたままの状態になってしまうなど、対応を慎重に進める必要がある」と述べ、現在のところ制度の導入の予定はないと答弁した[246][247]

出典^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、242頁。
^ a b c 【政治資金収支報告書】 中根康浩を育てる会(令和3年分 定期公表).
^ 『愛知新聞』1960年1月6日、「明るい地域社会建設へ 岡崎市青年団体連絡協議会長 中根薫」。
^ a b c d 『中日新聞』1980年7月10日付夕刊、D版、1面、「中根薫県議逮捕へ 内田派違反 現金ばらまき共謀も」。
^ 『中日新聞』1980年7月10日付夕刊、D版、11面、「シラ切り通した参謀 買収の謀議知らない 容疑≠きっぱり否定 内田派違反」。
^ 『愛知新聞』1963年4月18日、「開票結果 午後11時結了 岡崎市(定員四人、立候補七人)」。
^ 『滝団地の20年』滝新町町内会20年誌刊行委員会、1998年3月。
^ 『岡崎教育史要 Y』岡崎市教育委員会、2011年3月31日、418頁。 
^ 中根やすひろTwitter 2019年4月23日 午前6:21
^ 『岡高同窓会名簿 1986』 愛知県立岡崎高等学校同窓会長、1986年10月1日、499頁。
^ 『愛知県議会史 第十三巻』愛知県議会、2008年3月15日、249頁。 
^ 木村伊量「全容 無謀の構図 (24) せめぎ合い 太田氏(社)引退で加熱 内田封じに中根派懸命」 『朝日新聞』1980年11月20日付朝刊、三河版西。
^東海愛知新聞』1979年9月26日、1面、「総選挙事務所めぐり (5) 浦野候補 自新 中央から大物応援 支持層掘り起こしへ」。
^ 『東海愛知新聞』1980年5月20日、1面、「四区は七人の争いか 衆院解散 参院と初の同日選挙」。


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