北の国からは、1981年(昭和56年)10月から放送が開始されたが、当初、視聴率は思わしくなく、プロデューサーを務めた中村は辞表を日枝久編成局長に出すほどだった[7]。ところが、同じ金曜日夜TBSで放送されていた『想い出づくり。』(脚本・山田太一)を向こうに回して、尻上がりによくなり、回を重ねるほど投書も増え、最終回には20%を超える高視聴率を挙げた[7]。最終回の放送日は、1982年(昭和57年)3月26日だったが、この日、フジテレビは朝刊に前例のないお礼広告を出している[8]。
主な作品
松竹時代
女人武蔵 (1971) 制作[注 3]
フジテレビ時代
北の国から (1981) プロデュース[9]
君は海を見たか (1982) プロデュース
早春スケッチブック(1983) プロデュース[1]
北の国から'83冬 (1983) プロデュース
北の国から'84夏 (1984) プロデュース
オレゴンから愛(1984) プロデュース[1]
真夜中の匂い(1984) プロデュース
ライスカレー (1986) プロデュース[10]
時にはいっしょに (1986) プロデュース
フジクリエイティブコーポレーション以降
北の国から 2002 遺言 (2002) プロデュース
優しい時間(2005) 制作総指揮[11]
やがて来る日のために(2005年) 企画
奇跡の動物園?旭山動物園物語?(2006) プロデュース
拝啓、父上様(2007) 制作総指揮
星ひとつの夜(2007) 企画
鯨とメダカ(2008) 制作総指揮
風のガーデン(2008) 統括プロデュース
ありふれた奇跡(2009) 統括プロデュース
脚注[脚注の使い方]
注^ 1970年にフジテレビが制作部門を分社化して設立した子会社。
^ フジプロダクションの法人清算(フジテレビへの事業譲渡)に伴う転籍。
^ 本作は、関西テレビと松山プロダクション・松竹が共同で製作し、京都映画が実質的に製作を担当した。
出典^ a b c d ⇒“中村敏夫氏死去(元フジテレビプロデューサー)”. 時事ドットコム (時事通信社). (2015年5月26日). ⇒http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015052600878 2015年7月9日閲覧。
^ a b c d e 「北の国から」の中村敏夫さん死去