ドキンちゃん役であった鶴ひろみが2017年に死去した時には「30年間の相方」と語り、2018年に行われた「鶴ひろみを送る会」では、中尾は鶴に「ドキンちゃん、バイバイキーン」とメッセージを送った[39]。 『ドラゴンボール』にてタンバリン役で出演した後、続編『ドラゴンボールZ』ではフリーザを担当。これは中尾の経歴の中でも、はまり役として紹介されることの多いキャラクターの1つである。中尾はフリーザを見た時、「時代劇の公家」をイメージしたと語る[12][26][31]。また、『ドラゴンボールZ』出演を長男に話した際は非常に喜ばれたが、フリーザ役については「ああ、悪い奴だね…」と言われた[32]。後年の中尾のインタビューでは、タンバリン役については、「すぐ死んじゃうよ」と展開をばらされるなど[40]長男の反応は悪かったが、「フリーザ役をやるよ」と言ったときは尊敬のまなざしに変わったと語っている[41][42][40]。フリーザを嫌いなキャラクターとして挙げている孫悟空役の野沢雅子は「フリーザの悪役ぶりがいいだけに頭に来る」とコメントしている[43] 一方、「大人になりきれない部分が残っていてカワイイところがある」と好意に評しており、2018年のインタビューでは「フリーザは妙な子供っぽさがあるから好き」とも語っている[44]。 タンバリンとフリーザはクリリンを殺害しており、役柄上クリリンを「2回も殺した」ため、「他のキャラクターをやるならクリリンがやりたい」と答えたこともある[45]。クリリン役の田中真弓は他の番組で中尾と共演する際にも「中尾が来ると殺される」と言って逃げ出すという[41][42]。 劇場版ではフリーザの兄クウラも担当。中尾は「フリーザの延長線上にいるキャラクター」と解釈し、かなり自由にやらせてもらったという[32]。 2009年より放送された再編集版『ドラゴンボール改』においてもフリーザとを再び担当し、フロストも担当する。リハーサルを見て自分が現れる以前に「面白い」と思ったと話している[46]。 2017年8月13日に丸井渋谷で開催されたドラマティックカンパニー25周年記念イベントに山本正剛をゲストに招き、中尾自身が山本のネタである「ベッピンさんベッピンさん1人飛ばしてドドリアさん」を披露した。山本は光栄だとコメントしており、中尾は山本フリーザを間近で見ると説得力があるとコメントしている[要出典][47]。 太字はメインキャラクター。
フリーザ役
出演
テレビアニメ
1965年
宇宙パトロールホッパ(ジュン[48])
狼少年ケン
1968年
アニマル1(東一郎)
わんぱく探偵団(マメたん)
大魔王シャザーン(チャック)
1969年
アタックNo.1(男子生徒)
1970年
赤き血のイレブン(滝隼人〈2代目〉)
1971年
ふしぎなメルモ(若者、近石昭吾)
1973年
ゼロテスター(1973年 - 1974年、荒石ゴウ[49])
1974年
エースをねらえ!
空手バカ一代〈高津[50]〉
1975年
わんぱく大昔クムクム(ローマン)