中央区_(大阪市)
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また、北浜には大阪証券取引所三井住友銀行(旧住友銀行)大阪本店ビル(通称:住友ビルディング)が所在するなど、大阪を代表する金融街であった。しかし、ハービスOSAKAグランフロント大阪などオフィス機能を併設した複合商業施設中心の大規模再開発により北区の梅田が急速に発展し、鉄道交通の利便性が高い梅田に大阪本社・関西支社を置く企業が増加した。大規模再開発による梅田の急速な発展によって船場のビジネス街として相対的な地位は低下することとなった[2]北浜から本町を経由して難波までメインストリートである御堂筋が南北を貫き、地下には大阪の大動脈である地下鉄御堂筋線が通る。御堂筋の沿道は大阪の商業・ビジネスの中心地であり、心斎橋以北はオフィス街、心斎橋以南は主に繁華街となっている。

2010年に行われた国勢調査速報では、対前回比人口増加率が17.9%増となり、全国的な都心回帰の影響で政令指定都市の行政区の中ではトップとなった。これは東京都中央区の24.8%増と並び全国でも屈指の伸びである。伝統的な大阪の中心業務地区 (CBD) であるため、早くから居住に適さない環境となり、30年以上にわたってドーナツ化現象による人口減少が続いてきた中央区だが、バブル崩壊以降老朽化し取り壊されたオフィスビルの跡地などに居住用の大型マンションが建ち並ぶなどして再び夜間人口が上昇。特に谷町筋沿いでタワーマンションの建設が盛んに行われ、著しい人口増加となった。谷町筋以東でも上町台地の東斜面に当たる地域は、天王寺区にかけて文教地区の側面も併せ持っており、比較的閑静な住環境である。区の大部分が商業地であるため純粋な住宅地は限られており、マンション団地などの集合住宅が大半を占め、低層住宅の戸建住宅やアパートなどは極めて少ない。道路は碁盤目状で、市内他地域と比べると整備が進んでいる。

なお1980年ごろと2010年を比較すると、当時の東区と中央区の東側との比較では27,227人から37,469人に増加、当時の南区と中央区の南側との比較では36,380人→41,321人に増加している[3]。現在も大阪府に本社を置くロート製薬ハウス食品、更には大阪発祥の企業である野村證券USENは大阪市中央区が発祥地である。
旧区分

東区:5.92平方キロメートル、38,127人(平成17年度国勢調査速報値)

南区:2.96平方キロメートル、28,633人(平成17年度国勢調査速報値)

区内の町名
旧:東区

安土町(あづちまち)

淡路町(あわじまち)

和泉町(いずみまち)

糸屋町(いとやまち)

今橋(いまばし)

上町(うえまち)

内淡路町(うちあわじまち)

内久宝寺町(うちきゅうほうじまち)

内平野町(うちひらのまち)

内本町(うちほんまち)

大阪城(おおさかじょう)

大手通(おおてどおり)

大手前(おおてまえ)

瓦町(かわらまち)

神崎町(かんざきちょう)

北久宝寺町(きたきゅうほうじまち)

北新町(きたしんまち)

北浜(きたはま)

北浜東(きたはまひがし)

久太郎町(きゅうたろうまち)

高麗橋(こうらいばし)

粉川町(こかわちょう)

石町(こくまち)

材木町(ざいもくちょう)

島町(しままち)

十二軒町(じゅうにけんちょう)

城見(しろみ)

船場中央(せんばちゅうおう)

谷町(たにまち)一-五丁目

玉造(たまつくり)

釣鐘町(つりがねちょう)

天満橋京町(てんまばしきょうまち)

常盤町(ときわまち)

徳井町(とくいちょう)

道修町(どしょうまち)

農人橋(のうにんばし)

博労町(ばくろうまち)

馬場町(ばんばちょう)

東高麗橋(ひがしこうらいばし)

平野町(ひらのまち)

備後町(びんごまち)

伏見町(ふしみまち)

船越町(ふなこしちょう)


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