中国新聞
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ブロック紙同士による販売エリアのバッティングは、全国でもここだけであったが、西日本新聞が山口県から撤退したことにより、山口県内では本紙が唯一のブロック紙となった[注釈 5]

2007年8月10日、中国新聞社の印刷センター「ちゅーピーパーク」が経営するプールで2歳児が溺死する事故が発生したが、翌8月11日の中国新聞朝刊33面には事故があったことのみを掲載し自社との関わりについては言及しなかった。なお、「ちゅーピープール営業中止のお知らせ」を掲載したが、営業中止の理由については触れなかった。

2008年9月1日福田康夫首相(当時)の退陣表明記者会見において、中国新聞の男性記者が「総理の会見が国民からは他人事のように聞こえる」と首相に問いかけ、それに対する返答として「他人事のようにというふうにあなたはおっしゃったけれども、私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたと違うんです」との首相の言葉を引き出した。立花隆は会見を通してこの部分が唯一面白いと評したほか、多くのマスコミからこの記者に対して取材が寄せられた。この記者は広島県内の支局を経て東京支社報道部の政治部担当キャップとして着任し、この日は最後に福田首相に対して辛口の質問を狙っていたという。この「あなたとは違うんです」[注釈 6]という言葉は流行語にもなり、2008年度「新語・流行語大賞」にもノミネートされたが[28]、福田首相は選考前に辞退した。

長きにわたってテレホンサービスとして「中国新聞ニュースハイライト」(NTT西日本・ISDNのCM付き)、「中国新聞スポーツニュース」(提供:福留ハム)が提供されてきていたが、2012年2月29日で終了した。

美能幸三は網走刑務所収監中に報道部記者の今中亙が『文藝春秋』1965年4月号に寄稿した手記「暴力と戦った中国新聞 - 菊池賞の栄に輝く "ペンは暴力よりも強し"」の内容が事実と異なるとして、広島抗争に関する手記を執筆、これが映画『仁義なき戦い』の原案となった。

脚注[脚注の使い方]
注釈^ このため、鳥取駅構内には鳥取県内では数少ない、一部売りをしている店舗がある。1970年代までは鳥取版も存在したが、売れ行き不振により廃止。
^ 核兵器・平和関連報道では、1965年、1985年、1986年、1990年、1995年に新聞協会賞を受賞。1995年にボーン・上田記念国際記者賞を受賞。
^ 紙齢は夕刊を引き継いではいない。
^ なお、中国新聞社の点検報告書には「執筆者は改ざんを強く否定しましたが、(略)転記ミスの間違いのほか、一部に著者の意図に反する引用、内容の改変など問題のある記述のあることが分かりました」と述べていると、秦はしているものの秦はこれを中国新聞も「微妙な表現ながら故意または悪意の改ざんは否定」したものと主張している(『昭和史の謎を追う』上巻 文庫本 P.438)。
^ 滋賀県では、ブロック紙の中日新聞(本社は名古屋市)と準ブロック紙の京都新聞(本社は京都市)とで販売エリアがバッティングしている。
^ 実際の発言は「あなたと違うんです」だが、助詞の「は」が加わった文章で誤って広がった。

出典^ a b c d 『セレクトの一部売り 広島県内で来月から 価格は60円(税込み)』 中国新聞 朝刊 2016年4月28日 1ページ
^ “24年2月期部数”. 新聞情報. (2024年2月20日) 
^ ブロック紙(goo辞書)
^ “ブロック紙サイトリンク”. 新聞広告.com (2009年2月). 2009年4月5日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年10月25日閲覧。
^ “ブロック紙一覧エントリー一覧”. 新聞 定期購読比較サイト. 2009年8月1日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年10月25日閲覧。
^ “おっ!なんと ブランドショップTAUでその日の中国新聞が買える!”. 東京広島県人会 (2012年10月30日). 2013年8月18日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年10月25日閲覧。
^ a b c 中国新聞、4月末で夕刊休刊 新媒体を発行へ - 朝日新聞 2015年2月13日
^ “ブロック紙”で初 中国新聞が夕刊休刊へ - 日テレニュース24 2015年2月12日
^ a b “中国新聞 SELECT 5月1日(金)創刊”. 中国新聞社. 2015年4月5日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年10月25日閲覧。
^ “中国新聞groupマーケティング・ソリューション│メディア│中国新聞朝刊”. 中国新聞groupマーケティング・ソリューション. 2023年10月19日閲覧。
^ “発行部数|中国新聞広告のご案内”. www.ad-chugoku.com. 2023年11月12日閲覧。
^ “発行部数|中国新聞広告のご案内”. www.ad-chugoku.com. 2023年12月22日閲覧。
^ “発行部数|中国新聞広告のご案内”. www.ad-chugoku.com. 2024年2月20日閲覧。
^ 『日本メディア史年表』(2018年1月1日、吉川弘文館発行、土屋礼子著)155頁。
^ “中国新聞、8月1日から値上げ 月決め3900円に”. 共同通信 (2023年7月6日). 2023年7月6日閲覧。
^週刊東洋経済』2010年2月20日号

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