広島県全域が放送対象地域になっている。広島本局の出力は中国・四国地方の民放AM局では最大級の20kWであり、近接する山口県、岡山県、島根県、鳥取県、香川県、愛媛県、徳島県西部、大分県等の一部地域で直接受信ができる。しかし広島県内において、その地形的要素から、県東部での広島本局波の受信状態は必ずしも良好であるとは言えないため、併せて三原、福山、府中に3局、三次、庄原、東城に3局の中継局を持ち、それぞれ、1530kHz・1458kHzでの同期放送[注 14]を行い、3波体制により広島県全域をカバーしている。
ラジオカーラジオカー(車種:トヨタ・プリウス)
ナンバープレートは、先代・先々代の1350kHzを意味する番号から、FM補完中継局の94.6MHzを意味する番号に変わっている。
1975年(昭和50年)4月から放送開始した『なんでもジョッキー』で、『たむたむたいむ』に出演していた山手一義
が取材先にアポ無しでラジオカーで行き、生中継する『山手一義の飛び込みインタビュー』を行い、放送開始当時他局は同様の事をしていなかった[39]。放送開始当初の通信機材は160MHzのFM送信機と、150MHz業務用無線機で、山手と放送機材を扱うスタッフで中継していた[39]。
最初のラジオカーはマツダ・グランドファミリアバン[40]で、当時は『ハロー号』と呼ばれた[39]。1983年7月にマツダ・ボンゴに更新され『トピッカー』と呼ばれた[39]。
『山手一義の飛び込みインタビュー』は20年続けられた[41]。
現在行われているキャスタードライバーが登場したのは、1990年(平成2年)11月12日で[42]、女性4人を公募し『おはようラジオ』から『なんでもジョッキー』まで出演[43]。1991年(平成3年)10月には、『小川久司のきょうもいい朝!』放送開始に合わせて、備後ラジオカーを女性ドライバー3人で開始した[44]。その頃のラジオカーは、広島・備後共に日産・パルサーセダンだった[43][44]。
2017年時点で広島に1台体制で、女性4人がRCCフロンティアに所属。2人がペアを組んで取材を行い、1人がレポート、もう1人が技術担当をしている[45]。 広島県内にある競合局は少ないが(広島FMとNHKのみ)、RCCラジオは広島県内にある全てのラジオ局の中で常に聴取率首位を独走している。レーティング期間になると「スペシャルウィーク」と題し、各番組から様々な豪華プレゼントが用意される。 radiko(インターネットラジオのライブストリーミングサービス)については、2011年7月20日から広島県内での実用化配信実験を開始した後に、2012年1月23日から本配信へ移行。2014年4月1日から日本各地で一斉に運用を開始した「radiko.jpプレミアム(エリアフリー配信)(有料会員制)」にも対応しているが、radikoプレミアム運用開始の時点では、県外配信の対象を『RCCカープナイター』『RCCカープデーゲーム中継』『RadiPrism』(いずれも自社制作番組)に制限しており、それ以外については当面広島県内での配信に制限していた[46]。 しかし、同年8月20日に広島市北部で発生した豪雨・土砂災害で大きな被害が出た事を受け、特別措置として当日朝からradikoプレミアムでの制限を解除し、自社制作番組の多い午前から夕方を中心に全国に向けた配信を行うようになる。その後も「今回の災害に関する情報を継続的に伝える」という観点から、ナイターシーズン中は原則7:00 - 当日のカープ中継終了まで、ナイターシーズン終了後の10月1日以降は以下の時間帯に放送される自社制作番組を中心にエリアフリー配信を実施した。 2015年9月28日をもってこの特別措置が終了し、他局と同様ほぼすべての番組がエリアフリーの対象となった。
先代
先々代
聴取率
radikoへの対応状況
月・金曜 7:00 - 24:00(『本名正憲のおはようラジオ』開始から月曜は『RadiPrism』、金曜は『Canvas』終了まで)
火 - 木曜 7:00 - 19:00(『本名正憲のおはようラジオ』開始から『ココだけスポーツ&ニュース(ココスポ)』終了まで)
土曜 7:00 - 16:00(『一文字弥太郎の週末ナチュラリスト 朝ナマ!』開始から『俊雄と裕見子のおもいっきり土曜日』途中まで)
日曜 9:00 - 15:00(『新里カオリのうららか日曜日』開始から『ショコラジ』、『15時前の中国新聞ニュース』終了まで)
スタジオ
生放送は本社玄関ロビーに近接している「第1スタジオ」と「第2スタジオ」を交互に使用している。[注 15]2015年までは「第2スタジオ」「第3スタジオ」の名称だったが、翌2016年にかけて大規模な改装が行われ現在の名称となった。この他、録音番組で主に使われる「第3スタジオ」「第4スタジオ」がある。
福山放送局制作番組では、同局のスタジオを「第5スタジオ」(広島総合開発ビル入居時代)と呼称していた。現在では、通称「ばらスタジオ」(北美台社屋使用再開後)と呼称している。
番組
放送時間は5:00基点の24時間放送で、日曜(月曜)深夜0:30?日曜(月曜)早朝5:00休止。
野球シーズン(3月下旬?10月中旬)とシーズンオフ時で特に平日17:57?21:00の番組の放送時間移動が大幅に行われる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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