中井 和哉(なかい かずや、1967年〈昭和42年〉[7]11月25日[6] - )は、日本の男性声優、ナレーター[3]。兵庫県神戸市出身[1][4][8]。青二プロダクション所属[1]。
代表作は『機動新世紀ガンダムX』(ウィッツ・スー)、『ONE PIECE』(ロロノア・ゾロ)、『銀魂』(土方十四郎)、「戦国BASARAシリーズ」(伊達政宗)などがある[3]。 小さい頃からアニメが好きであり、職業としての声優に興味を持っていた[8]。富山敬、神谷明、森功至、山田康雄などは憧れだったという[8][9]。 中学時代はバレーボールをしており、高校時代はアーチェリーを始める[10]。中学時代は生徒会活動をしていた[10]。高校は工業系の学校に進学[10]。 青二塾大阪校第11期卒[3]。声優になる前は公務員として働いており、技術系の仕事をしていたが、25歳くらいの時に「一生このままでいいのか?」と一念発起して、働きながら土日などの休日を使い青二塾へ通う[8][11]。入塾してからは、ナレーションにも興味を持つようになったという[8]。 初仕事はCM[8]。1995年にテレビアニメ『空想科学世界ガリバーボーイ』33話でデビュー[6]。デビュー後すぐ、『機動新世紀ガンダムX』のウィッツ・スーなどを担当[6]。その後もナレーションの勉強を続けていたが、『ONE PIECE』のロロノア・ゾロへの抜擢をきっかけに、アニメやゲームの声優として活躍するようになった。現在では情報・報道番組などを中心に多くのナレーションを担当している[12]。 2011年、第5回声優アワードにて「助演男優賞」を受賞[13]。 趣味はドライブ[14]。普通自動車運転免許を有する[15]。特技は測量、アーチェリー[3]。『ファイナルファンタジーX』では球技選手であるワッカを演じたが、自身もバレーボールの経験がある。 「犬は忠実だから」との理由で元々犬派だったが、犬の散歩中に子猫を拾い、飼い始めてから猫も溺愛している[17]。 声優としては、多数のアニメ、ゲーム、CDドラマに出演しており、テレビのナレーションにも多数出演している[3]。 剣士や侍など刀を扱うキャラクターを演じる機会が多い。しかし先端恐怖症で刃物が苦手という[18]。役柄については様々なものを演じてみたいと考えており、やったことのない意外な役との出会いを求めている[6]。関西出身だが関西弁のキャラクターを演じることは苦手としている[12]。 スーパー戦隊シリーズでは『特捜戦隊デカレンジャー』『炎神戦隊ゴーオンジャー』『宇宙戦隊キュウレンジャー』にレギュラー出演している[6]。『デカレンジャー』では稲田徹がヒーロー役を演じたことを羨ましく思っており、『キュウレンジャー』でヒーロー役となったことにとても喜びを感じていた[6][12]。 『ONE PIECE』のオーディションに備え原作を読んだ時、「絶対ゾロをやりたい」と思い、実際にゾロ役に決まった。妻はサンジ役を希望していたが、後に中井本人は「サンジは声のイメージ的なものを含めて、自分にはできなかったと思う」と語っている[19]。ちなみに、中井がゾロ役を射止めたオーディションには、ナミ役を担当することになる岡村明美がいた[20]。 ゾロについて中井は、「麦わらの一味の中では、唯一ルフィを立てることを意識している人物」「誰か仕える人がいてこその存在」と評している[21]。また、「かっこいいところと方向音痴なところの両方があってのゾロだけど、5.1対4.9でかっこよさの方が勝っていないとダメ」とも話している[21]。 「ドレスローザ編」で「もっと悪い感じでゾロを演じてほしい」と演出スタッフに指示をされたときは戸惑ったという[21]。中井はこれについて「『敵を前にしたときの不敵な感じを前面に出して』という指示」だったと後に話している[21]。 中井は後に、ナミの過去が明らかになる「アーロンパーク編」での、ナミがルフィに助けを求める場面について「喫茶店でこのエピソードを読んだんですが、滂沱の涙を流したことを覚えています」と語っている[注 1]。また、このエピソードを基にしたテレビスペシャル『ONE PIECE エピソードオブナミ ?航海士の涙と仲間の絆?』(2012年8月25日放送)の公開記者会見では、「ミホークに負けるという挫折を味わったゾロが、『もう二度と負けるものか』という再起の中にいる段階の作品」「ゾロは何度も挫折して、そこから這い上がってきた男。
経歴
人物・特色
ONE PIECE関連のエピソード
Size:348 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef