原作では一戸建て住宅に一家5人揃って暮らしている。第1期では父はジャカルタに単身赴任中で、母(声 - 天野由梨)と姉妹は勇太と同居していたが、年度末に母と姉妹がジャカルタに引っ越し、第2期第1話で樟葉が通学のため帰国、六花を加えた3人で暮らしている。
富樫 樟葉(とがし くずは)
富樫家の長女で、勇太の上の妹。中学1年生→2年生。不在がちの父母の代わりに家事をこなしている。料理は得意だが、なぜか男っぽい料理しか作れない。姉妹共々動物好き。
富樫 夢葉(とがし ゆめは)
富樫家の次女で、勇太の下の妹。ままごとが大好きな5歳児。
用語「中二病でも恋がしたい! (アニメ)#用語」も参照
中二病
中学二年生頃の思春期の少年少女にありがちな思い込みよる症状で、本作では自意識過剰の発露としている。いくつかの類型があるが本作の登場人物が患ったのは邪気眼系と呼ばれるもので、自分には特殊な能力があるという錯覚、万能感や、オカルト的な思考に支配されて、設定したキャラになりきるというもの。医学的な治療の必要とされる「病気」または「精神疾患」とは無関係。
邪王真眼
中二病の六花が自分に設定した「邪眼」(イービルアイ)になりきっている姿ないしは魔力を宿した右目を指す。魔力の封印という設定で、右目に金色のカラーコンタクトを入れた上に眼帯を着け、左腕に巻いた包帯の下には呪いの刻印をマジックで描いてある。開眼時にはオッドアイとなり、相手をビクっとさせる効果がある。その由来は失踪した父の能力を引き継いだもの。アニメでは、邪王真眼発動時に晒した金色の右目から光線「ガンティンクル」を天空に撃ち放ち攻撃にも供する。また、Konigin der Nacht[注 7]を振り回す。その由来は中学2年生の時に、ダークフレイムマスターだった頃の勇太に憧れた六花が自身に設定したキャラクター。第1期の終盤でくみんが引き継いで「二代目・邪王真眼」となったが、後に中二病に復帰した六花のものになっている。
ダークフレイムマスター
富樫勇太が中学時代に中二病だった頃、「魔王」もしくは「魔導師」になりきっていた姿。最終形態は「闇炎神究極第二形態 ディザナ・ゲルゾニアンサス」になる、という設定だが、勇太にとっては黒歴史の中でもかなり恥ずかしい。その設定や呪文「闇の炎に抱かれて消えろ」などは、元々は七宮が考案したものの受け売り。アニメでは、右腕に宿した黒炎龍を封印するために包帯を巻き、黒ずくめの衣装に洋風の模擬刀を「魔剣 ダーインスレイヴ」と設定して佩き、モデルガンを「魔銃 Super Government 45 mugunam[注 8]」と設定して持つ他、鉤爪やスリーブガンに改造したジュニア・コルト[注 9]など持ち歩いていた。第2形態は「ゲルゾニアンサス」になる設定で、それをネタにからかわれる。ダークフレイムマスターになりきると太めの声に変わる。呪文[注 10]を使うことができ、不可視境界線のことについても承知している。世界に一台しかない愛車「ダークフレイム・モービル -オメガロメオZIII-」を所有している[注 11]。
もりさま・モリサマー
丹生谷森夏が中学時代に中二病だった頃に自称していた二つ名。小説では「もりさま」、アニメでは「モリサマー」となっている。小説では素敵な発言を連発していたらしく、巫部曰く、「こんなくだらない世界なんか壊してあげるから!」と言っていたそうだ。