並製本
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なお、講談社のブルーバックスはいかにもペーパーバック仕様のようなイメージを与える名であるが、カバーがかかっている。
洋書におけるペーパーバックの種類
マスマーケット・ペーパーバック

マスマーケット・ペーパーバック(Mass-market paperback)とは、廉価・小型のペーパーバックである。ハードカバーの再版から始まった。判型としてはイギリスのA-format(110mm×178mm)と、ほぼ同寸法のアメリカのPocketbook(4-1/4インチ×7インチ、約114mm×178mm)を指す[2]

アメリカでは1960年代までは、新聞や雑誌と同じような扱いで、ニュース・スタンドやドラッグストアで売られていた。1970年代、大型チェーン書店が積極的に取り扱った事で、一般的な小売書店でも売られるようになった[3]
トレード・ペーパーバック

トレード・ペーパーバック(Trade paperback)とは、中・大型のペーパーバック。アメリカでは定義が曖昧で、おおむね5-1/2インチ×8-1/2インチ(約140mm×216mm)から6インチ×9インチ(約152mm×229mm)までの判型の本を指す。イギリスではC-formatと呼ばれる、ハードカバーと同判型の135mm×216mmのペーパーバックを指す[2]

ハードカバー(トレードブック)のソフトカバー版で、書き下ろしが多い。通常、ハードカバーより安価で、マスマーケット・ペーパーバックより高価である。

1950年代に始まった。ダブルデイのアンカー・ブックスが有名。ペーパーバックが一般的な小売書店で売られる契機となった[3]
B-format

イギリスの判型で、130mm×198mmと、A-formatとC-formatの中間のサイズ。インチ換算で約5.12インチ×7.8インチであり、アメリカではトレード・ペーパーバックと見なされる[2]
脚注^ 日本経済新聞 2015年4月12日 朝刊 読書面
^ a b c “Why size matters”. The Guardian (2001年8月11日). 2016年8月29日閲覧。
^ a b 『アメリカの出版・書店』

参考文献

金平聖之助『アメリカの出版・書店』1992年 ISBN 978-4893862303

ピート・スフリューデルス『ペーパーバック大全 USA 1939‐1959』1992年 ISBN 978-4794960726

関連項目

エアポート・ノヴェル

ムック (出版)

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ

2


イスラエル

アメリカ

日本

チェコ


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