世界遺産
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^ もともと、1994年(原爆ドームの登録前)の時点で「委員会は(中略)極めて例外的な場合、または他の文化遺産または自然遺産の基準と関連している場合に限られるべきであると見なしている」(稲葉 1995, p. 24) という条件はあったので、条件そのものが初めて追加されたのではなく、非常に厳しいものへと変更されたということである。
^ ロベン島に対し、諮問機関は基準 (6) 単独での登録を勧告した。しかし、厳しい条件との兼ね合いで単独適用を避けたい委員会は、諮問機関が反対していた基準 (3) も強引に適用することで、(3) と(6) での登録という形に落ち着かせた (稲葉 2011, p. 17)。
^ 日本ユネスコ協会連盟 2016(pp.28, 37) は同様の区分を踏襲しているが、世界遺産検定事務局 2016a(p.37) では訳し分けずにどちらも「緩衝地帯」で統一している。
^ a b この緩衝地帯の外側の周辺環境を「より広範な周辺環境」(wider setting) と呼ぶ(東京文化財研究所 2017, p. 109)。
^ a b Advisory Body を西村 & 本中 2017東京文化財研究所 2017などは「諮問機関」と翻訳しているが、「助言機関」と訳す文献もある(稲葉 2017)。
^ 不登録時と異なる評価基準に基づくなどして、新規に推薦することは認められている(「作業指針」第158段落)(東京文化財研究所 2017, p. 86)。
^ 2012年の閣議決定によって、稼働遺産についてのみは内閣官房の所管と定められ、明治日本の産業革命遺産は内閣官房作成の推薦書が、外務省経由で世界遺産センターに提出された(日本ユネスコ協会連盟 2015, p. 14)。
^ 連絡会議があるとはいえ、文化遺産の候補は文化庁、自然遺産の候補は環境省と林野庁が実質的に選定するため、その縦割りな観点が日本に複合遺産がない一因という指摘もある(日本ユネスコ協会連盟 2018, p. 15)。
^ 世界遺産委員会が毎年12月に行われていた時は、前年7月1日が締め切りになっていた(D・オルドリ, R・スシエ & L・ヴィラール 2005, p. 71)
^ 世界遺産委員会の諮問機関と定められているのはICOMOS、IUCN およびICCROMのみである(東京文化財研究所 2017, pp. 14?15)。
^ rapporteur はそのままカタカナで「ラポルトゥール」と書かれることもあり、カッコ書きで「全体書記」(東京文化財研究所 2017, p. 27)、「書記」(日本ユネスコ協会連盟 2000, p. 51)などと併記される。世界遺産検定事務局 2016a鈴木 2017のように、カタカナを使わずに「書記」「書記国」と表記する例もある。
^ この登録は、アメリカが反対する中で投票に持ち込まれ、賛成14票で登録が決まったものだった(稲葉 2017, p. 40)。
^ a b c d 4種の決議の英語は東京文化財研究所 2017に従って、動詞(句)で示した。西村 & 本中 2017 (p.39) のように、inscription / referral / deferral / not to inscribe と名詞(句)で示している場合もある。
^ 日本の推薦で最初に「登録延期」『勧告』が出たのは石見銀山遺跡とその文化的景観だったが、こちらは委員会審議で逆転登録を果たしていた。
^ 複合遺産として推薦され、自然遺産として「不登録」勧告を受けたものの、文化遺産として「登録」勧告を受けた1件を除く。
^ 世界遺産登録名は英語とフランス語だが、翻訳を交えずに現地語をそのまま利用する事例もまま見られる。?al Saflieni Hypogeum(マルタ)、Himeji-jo(日本)、Kizhi Pogost(ロシア)など。
^ スペインとフランスで共有している「ピレネー山脈のモン・ペルデュ」などは、スペイン、フランス双方に各1件として加算している。
^ 20世紀遺産と近代遺産は、全てが重なるわけではないという指摘もある(西村 & 本中 2017, p. 169)。
^ ただし、ユネスコ内部では上限に関する議論も存在するといい、第8代ユネスコ事務局長松浦晃一郎は、モニタリングの制約などから、現実的に設定される可能性のある数字としては、1,500や2,000という数字を挙げていた(松浦 2008, pp. 286?293)。
^ 過去に登録延期された物件の再審議や拡大登録の審議は含まない(七海 2006, p. 23)。また、未保有国は2件以上の推薦が可能(田中 2009, p. 8)。
^ ただし、この年は2020年審議予定と2021年審議予定の物件を併せて審議したため、複数の登録があった国も多く出た。
^ ほかのピラミッド群も含み、正式登録名は「メンフィスとその墓地遺跡 - ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯」。
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