世界初
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第一に、最古の道具の作成は、アフリカ大地溝帯オルドヴァイ峡谷で、約260万年前?約180万年前の打製石器が発見されている[1]。これは「オルドワン石器」と呼ばれ、原人(ホモ・ハビリスホモ・エレクトスなど)が作成したとされている[1]。第二に、最古の火の使用は、南アフリカ北部のワンダーウェーク洞窟で発見された、約100万年前のものである[2]。火の使用は、初期は「野火火山活動・落雷山火事などによる自然発火)」の利用だったが、その後、発火技術を発見し、自力で発火するようになった[3]。第三に、最古の言葉(音声言語)の使用は、成立年代が諸説ある[3]。言葉自体は遺物として残らないためである[3]。しかし道具の作製、火の使用、言葉(音声言語)の使用という、狩猟採集型文明の発祥の三条件が満たされるのは、約100万年前である[3]。以上を踏まえ、原人以後のホモ属代謝形態もしくは生活様式を「狩猟採集型文明」と呼び、この最古の文明を創出した人類最初の革命を「人類革命」と呼ぶ[3]
農業・漁業

農業 - 11,000年以上前のテル・アブ・フレイラ
現在知られている限り最古級の集落であるテル・アブ・フレイラ(cf.)にて、集落形成期(11,500年前頃)より後の時期に始まっている。現・シリアアレッポ近郊。

魚の養殖 - 中国(紀元前11世紀ごろ)
代の甲骨文に残されているコイの養殖の記録が最古とされている。

貝の養殖 - 古代ローマ(紀元前1世紀ごろ)
ナポリ湾カキの地蒔による養殖が始まったとされる。

海藻の養殖 - 日本(江戸時代
武江年表』に貞享の頃に大森(現:東京都大田区大森)で海苔の養殖が始まったことが記されている。

魚の海面養殖 - 日本(1928年昭和3年)
香川県東かがわ市引田安戸池(旧・大川郡引田町引田)で野網和三郎ハマチの養殖に初めて成功した。
食品

の使用 - 不明。有史以前。そもそも動物の中には塩の結晶が出来ている場所を見つけては定期的に口に入れているものも多い。紀元前4700年 - 4200年には(現在のブルガリアの地で)Solnitsata という製塩業を行う街が栄えた。

食品の発祥地・発明者・企業


パン -(紀元前3000年頃・エジプト)

-(中国)

- 不明。有史以前。

インスタントコーヒー - カトウ・サトリが開発(1901年)

乳酸菌飲料 - ラクトー株式会社(現・カルピス株式会社)の「カルピス」(1919年7月7日販売開始、日本)

栄養ドリンク - Lucozade Energy(1929年、イギリス)

フリーズドライ製法 - 戦地での食糧事情を改善するためにイタリア軍が完成させた。(第二次世界大戦中、イタリア

インスタントラーメン - 諸説あり

村田製麺(現・都一)の「中華そば」(1953年)説、松田食品(現・おやつカンパニー)の「味付中華めん」(1955年)説、大和通商の「鶏糸麺」・東明商行の「長寿麺」(1958年)説、日清食品の「チキンラーメン」(1958年)説など。詳細はインスタントラーメン#発明を参照。


カップ麺 - 日清食品の「日清カップヌードル」(1971年9月18日販売開始、日本)

粉末酒 - 佐藤食品工業が開発(日本)

レトルトカレー - 大塚食品の「ボンカレー」(1968年、日本)

缶コーヒー - 上島珈琲(現・UCC上島珈琲)「UCC缶コーヒーミルク入り」(1969年、日本)

法律

条約 - シュメール文明の都市国家ウンマラガシュ和平協定ウンマ参照。(紀元前2600年頃)

法典 - ウル・ナンム法典。(紀元前1750年頃)

排気ガス規制法 - マスキー法1970年

集落・国家



集落 - エリコ紀元前10千年紀頃)

エリコは時代の異なる複数の集落の集合体であり、厳密には最も古い区域であるテル・エッ・スルタンが該当する。


防壁を備えた集落 - エリコ(紀元前9千年紀頃)

紀元前8300年頃から紀元前7300年頃の時期に周囲を石壁で囲った集落が現れる。


都市国家 - ウルク紀元前3500年頃)

シュメール王名表の上では、ウルク第1王朝第2代エンメルカル王によって建設された。なお、集落としてのウルクの出現は紀元前5千年紀に遡る。


国家 - 古代エジプト

諸説あり。


共和国 - 古代ギリシアもしくは共和政ローマ

諸説あり。


社会主義国 - ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国1917年

施設・センター
教育施設・機関


大学(研究・教育機関)- タキシラ僧院


西欧の文献で「最古の大学」と一般的に記述されている大学 - ボローニャ大学1088年頃創立とされる

文化施設


図書館 - アッシュールバニパル宮廷図書館紀元前7世紀頃、イラク

植物園 - アレクサンドリア図書館付属植物園(エジプト

美術館 - カピトリーノ美術館(1471年、イタリア

博物館 - 国立自然史博物館(1793年、フランス

動物園 - ロンドン動物園(1828年、イギリス


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